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【連載中】ダークインザウィッチ 黒騎士四姉妹  作者: 泉水遊馬
第2章 初陣 ゼルグランディア中央平原の戦い
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ゼルグランディア中央平原

ゼルグランディア中央平原

凍てつく空の下、広大な平原に冷たい風が吹き荒ぶ。遠くに広がる帝国軍の陣が、黒騎士軍の倍の規模で展開していた。五万の兵、冷徹な機鋼兵と、戦術を整えた帝国の戦士たちが、フロストガルド王国へと迫っていた。

その最前線に立つのは、大将軍ジーク。

「全軍、構えよ!!」

低く響く声に、二万の黒騎士たちが陣を組む。その先頭に立つのは四姉妹。彼女たちは緊張と決意を胸に、帝国軍を見据えた。

エアリスは剣の柄を握りしめ、冷静に戦場を見渡す。フレアは肩で息をしながら、焔牙を抜いた。ライは静かに雷閃の刃を構え、ウェンディは深く息を吸い、氷の障壁を展開する準備を整える。

ジークは、そんな彼女たちへと視線を向けた。

「お前たちの力、見せてみろ。」

その言葉が、戦端の引き金となる。


戦端の炎 ― 四姉妹の初陣

帝国軍が動いた。機鋼兵が前線を押し上げ、戦場が震える。

「来るぞ――!」

ジークが号令をかけ、四姉妹は突撃を開始する。

フレア 、焔牙の解放

彼女の剣が閃き、炎が渦を巻く。帝国兵が次々に燃え上がり、戦場が紅く染まる。

ライ、 雷閃の狙撃

彼女は素早く移動しながら、刃を振るう。雷光が空を裂き、帝国の機鋼兵が動きを止める。

エアリス 、風華の剣舞

鋭い剣撃が帝国兵を貫き、風の刃が空気を刃に変える。彼女の動きは洗練され、隙なく敵陣を切り裂く。

ウェンディ 、守護の障壁

砲撃が黒騎士軍へと降り注ぐ。だが、彼女の氷の魔法障壁がそれを防ぎ、味方の兵を守る。

そして、ジークが動いた。

「突撃――!」

その号令と共に、黒騎士軍が帝国軍へと斬り込む。戦場の空気が燃え上がり、四姉妹の初陣が、歴史に刻まれる瞬間が訪れた。

挿絵(By みてみん)

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