表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【休載中】ダークインザウィッチ 黒騎士四姉妹  作者: 泉水遊馬
第1章 ゼルグランディア大陸 ― その広大なる戦場
6/63

ゼルグランディア大陸

ゼルグランディア

それは、魔法と科学、伝統と革新が激しく衝突し続ける大地。数千年の歴史の中で、王国と帝国、亜族たちがそれぞれの理を抱え、争いを繰り返してきた。

この大陸の北方には、フロストガルド王国が広がっている。終わりなき冬の支配する氷雪地帯、吹き荒れる寒風は魔法の加護によって守られている。氷の城塞都市が点在し、その中心にそびえるのは、魔法騎士たちを統べる王都フロストガルド、魔族・黒騎士軍の誇りが息づく地だ。

だが、この凍てつく地の南方には、広大なる戦場が広がっている。

中央平原、「戦乱の大地」

草原と丘陵が広がる大地は、かつて肥沃な土地であり、魔法文明の中心だった。しかし今は違う。

戦火が走り、科学帝国の機導兵器が黒騎士軍の魔法剣とぶつかり、血の香りが風に混じる。

そこを越えた先、大陸の東へと進むと、その景色は一変する。

挿絵(By みてみん)


ゼルグラード帝国、機鋼の支配する領域

大地を貫く鉄の塔、空へ伸びる機導都市。

それが科学帝国の首都アイゼンブルグ。

魔法を否定し、蒸気と電導装置がすべてを動かす都市。その下では、戦争のための兵器が製造され、機鋼兵士が鍛錬を積む。

帝国の支配は強固であり、科学による絶対的な秩序が敷かれている。だが、その秩序の裏には、魔法を否定された者たちの苦しみがある――帝国の鉄壁が、人々の運命を決めるのだ。

そして、西へ向かえば、まったく異なる世界が広がる。


ヴァルゼリオン王国

亜族の誇りが息づく地

深い森、険しい山岳、透き通る湖。それが亜族の領土。

竜族は天空を舞い、獣人族は大地を駆ける。妖精族は森の奥に知識を秘め、影族は夜闇に紛れて生きる。

魔法を信じる者たちが集い、それぞれの誇りと伝統を守りながらゼルグラード帝国の侵略に抗う。ここでは科学ではなく、身体と魂が武器となる。剣の技、牙の力、翼の速さ、それがこの地の戦士たちの誇りなのだ。

そして、大陸の最南端に広がるのは、誰も支配できぬ領域。

未開の地、「古代遺跡の眠る荒野」

かつて魔法王国が栄えたと言われる地。

今は砂嵐が吹き荒び、遺跡の残骸が埋もれている。だが、この地にはまだ何かが眠っている誰も知らぬ古代の力が、静かに目覚める時を待っているのかもしれない。

ゼルグランディアは、ただの大陸ではない。

これは、覇権をめぐる壮大な物語の舞台。

魔法の炎と、科学の鉄槌がぶつかり合いながら、運命を紡ぐ場所なのだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ