表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/6

「まりあ先生は外国の人なんですか?」まるは隣のブランコに座っているまりあ先生に言った。

 まりあ先生は金色の美しい髪の毛を三つ編みにしていた。銀縁の眼鏡の奥にある大きな(優しい)目は澄んだ湖のような青色で、肌は白くて、背は小さく、まるでお人形さんのようだとまるは思った。

「はい。そうですよ。フランス生まれです。でも子供のころから日本にいますし、日本での暮らしのほうが母国よりも長いですし、異国で暮らしていると言う感じはありません。ほら、日本語も全然変じゃないでしょ?」(確かに全然変じゃなかった)

 まるは外国の人に会うことが初めてだったのでいつも以上に人と会話することに緊張してしまった。

「まるちゃんに会うのも初めてではありません。少し前に道で声をかけました。覚えていますか?」

 まりあ先生の言葉を聞いて、ようやくまるはあのときの優しい声に人がまりあ先生であることに気がついた。

「覚えています。あのときはありがとうございました」とお辞儀をしながらまるは言った。

「どういたしまして」と笑いながらまりあ先生は言った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ