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転生先の異世界常識は遅れてる、そんなの守ってたら死にそうになるから見限って前世の効率的な方法を導入していきます、常識を覆して最大の成果を、そして社会もいっそ潰してしまいます、やられた分をやり返すために  作者: よぎそーと
7章 そもそもの発端となった、他人からみたらくだらないかもしれない、だけど本人にとっては重大事な出来事

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99回目 無限に広がる巨大な迷宮、本当にどこまで広がってるのやら

 そんな不毛なやりとりをしながらも、迷宮での作業を着々と進めていく。

 魔石集めの機械を増やし、機構として組み立てていく。

 様々な役目の機械を組み合わせる事で、一つの作業を完了させていく。



 機械が機械を作り出せるようにもしていく。

 そうして、無限と言えるほど大きく増強させられるようにしていく。

 ヒロトシが全てを制作する必要がないように。

 もちろん、巨大化しすぎて収拾がつかなくなるのも困る。

 なので、一定の規模で歯止めをかけていく。



「それにしても……」

 次々に巨大化していく魔石集めの機構。

 その巨大さに恐ろしさも感じていく。

 迷宮内に蔓延るがごとく巨大化していく機械にではない。

 そんな機械の増大をまだ受け入れる迷宮の巨大さにだ。



 いったいどこまで広がってるのかさっぱり分からない。

 ヒロトシの機械群は相当な深さにまで到達してるというに。

 それでもまだ迷宮の奥には届かない。



 そもそも迷宮はどこに存在しているのか?

 以前からこの事は疑問に思われていた。

 いったいどこに続いてるのか。

 そして、本当に地中にあるのか?



 迷宮は基本的に地下へとのびている。

 なので、地面の中に向かっているのだろうと思われていた。

 しかし、本当に地中に埋まっているのか?

 それが疑問視されてもいた。



 それだけ巨大なのだ。

 現在分かってるだけでも、かなりの深さにまで及んでいる。

 その深さを考えると、地中に埋まってるとは考えにくい。

 というか、ありえないのだ。



 現在潜ってる地下迷宮。

 その伸びてる先を地上に当てはめてみると、おかしな事が分かる。

 順当に伸びていったならば、その先には大渓谷にぶつかる。

 深さ1000メートルを超える巨大な裂け目だ。

 地下迷宮が伸びた先にある山地には、そういった地形が存在する。



 その大渓谷にぶつかり、通路の一つか二つは地表に出るはずだった。

 大渓谷のどこかに。

 しかし、そういった事は一切無い。

 測量などもして確かめられたのだが、なぜか大渓谷に合流する事はない。



 どうようの事は、他の迷宮でも見られている。

 そのまま進めば海に進むはず。

 なのに、迷宮の通路が海に出る事はないとか。

 迷宮の通路が途中から上向きになっていき、そのままなら地表に出るはず。

 なのに、そういう事もなく、どこまでも上に向かっていくとか。



 そんな事が起こっている。

 なので、迷宮が地下に存在してるのかは分からなくなっている。

 むしろ、入り口から別の次元、別の空間に繋がってるのではないかと考えられている。



 何よりも、いったいどこに繋がってるのか。

 なんでこんなものがいきなり出現したのか。

 それもまだ分かって無い。



 分かってるのは、広大な広さを持ってること。

 その奥から怪物があふれてくる事。

 これだけだ。



「何がどうなってんだか」

 不可解な場所である。

 おかげでヒロトシは、魔石回収機構を拡大する事が出来るのだが。

 ありがたい事ではあるが、本当に不可解極まりない。



 それでも大量の魔石を確保出来てるんだから文句はない。

 おかげで生活費に困る事はない。

 能力強化も幾らでも出来る。

 最近は自分で戦闘をする機会もかなり減ったが。

 それでも魔力による能力強化は簡単にできる。



 その魔力を使って様々なものも作っている。

 最近は前世で見たゴーレムなどを作っている。

 その他にも、必要な材料を魔力で合成して、前世の文明の利器を作り出してもいる。

 それらを使って、地上に存在する様々なものを殲滅するために。



「でも、まだ時間はかかるか」

 急速な拡大を続ける、魔石回収機構。

 それによって手に入る魔力を使った、ゴーレム軍団。

 確実に勝てるだけのものにするのには、まだ数が必要だ。

 質も上げていきたい。

 そうなると、まだまだ時間が必要だった。



「きっついなあ」

 それまで、鬱陶しい様々な事につきまとわれる。

 それが面倒でしょうがない。

 ため息が漏れた。

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