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転生先の異世界常識は遅れてる、そんなの守ってたら死にそうになるから見限って前世の効率的な方法を導入していきます、常識を覆して最大の成果を、そして社会もいっそ潰してしまいます、やられた分をやり返すために  作者: よぎそーと
7章 そもそもの発端となった、他人からみたらくだらないかもしれない、だけど本人にとっては重大事な出来事

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89回目 充実の迷宮活動 2(ステータス表示)

 とにかく魔力を稼ぐ。

 その為に怪物を引き寄せていく。

 集めて倒して魔力を貯めていく。

 食べるのも寝るのも必要無いのがありがたい。



 自発的にブラック企業状態に突入していた。

 ただひたすら業績を上げるために自分に無理を強いていく。

 幸い、無理を解消する手段はある。

 働いた分だけ稼ぎは得られる。



 迷宮に籠もる事数ヶ月。

 その間、およそ人間的とは言えない日々を送った。

 しかし、その成果は確かにあった。

 怪物を引き寄せ、探しにいき、倒して倒して倒し尽くし。

 そうして得た魔力を使って短剣を元に物資を増やし。

 その物資でようやくこしらえた、自動怪物殲滅機。



 魔力で動くそれをどうにか作り上げ、起動していく。

 動き出した怪物退治の専用機は、すぐに怪物を集める魔力を放っていく。



 集まった怪物相手に、機械は要求通りの性能を発揮してくれた。

 ヒロトシは人手を増やすのと同じ状態になった。

 単純に魔力回収の効率があがった。



 とはいえ、問題もある。

 人間と違い魔力で動く機械だ。

 消費は人間よりも大きい。

 倒した怪物から得る魔力で活動時間を継続していく事は出来る。

 だが、手元に残る魔力は、ヒロトシが作業をする時ほど多くはない。

 こればかりは仕方ないと割り切るしかなかった。



 だが、それでも作業人員が増えるのはありがたい。

 そのおかげで魔力の集まりは一人の時より上がったのも事実。

 おかげで二台目の機械は一台目の時よりも早く出来上がった。

 三台目、四台目もそうして作り上げていく。

 六台目が出来上がると、ヒロトシがいなくても十分に魔力を確保出来るようになった。



 そうなってからヒロトシは都市に一度戻る事にした。

 そうする理由も特にないが。

 長く迷宮に籠もっていたので、昼や夜が恋しくなっていた。

 人には全くこれっぽっちも会いたいとは思わなかったが。



 そんなわけであとは機械に任せて、一度外へと向かった。

 帰る途中で探ってみたのだが、半年も時間が経っていた。

 作業に熱中しすぎたとは思うのだが。

 それでもかなりの時間を費やしたのだと思った。

「なんとまあ……」

 我が事ながら呆れるしかない。

 




*** 状態表示 ***



真榊ヒロトシ



体力/気力: 38/ 最大 38



所持品:

 短剣

 革防具



 魔石: 魔力 1486点 → 8768点



 自動怪物殲滅機 6台



*** 状態表示 ***

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