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転生先の異世界常識は遅れてる、そんなの守ってたら死にそうになるから見限って前世の効率的な方法を導入していきます、常識を覆して最大の成果を、そして社会もいっそ潰してしまいます、やられた分をやり返すために  作者: よぎそーと
7章 そもそもの発端となった、他人からみたらくだらないかもしれない、だけど本人にとっては重大事な出来事

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88回目 充実の迷宮活動

 それからはひたすら魔力集めの日々となっていった。

 特に目標があるわけではない。

 だが、魔力があるにこした事はない。

 いつまた襲撃を受けるか分からないのだ。

 怪物からではない。

 近所の連中から。



 ヒロトシはそれを常に警戒していた。

 迷宮の中にいる怪物以上にだ。

 怪物ならば、迷宮の中にいなければ遭遇しない。

 しかし、近所の連中は町の中にもいる。

 それらへの警戒は怠れなかった。



 出来れば有効な打開策を打ち出したかったが。

 あいにくとそんなものはない。

 一度、魔力で知力を高めて考えてみたのだが。

 穏便に事を終える手段など全く出てこなかった。



 その為、とりあえず顔を合わせないようにする事にした。

 遭遇したら面倒な事になる。

 となれば、町にいる時間を短くした方が良い。

 迷宮にいる時間を長くする事になる。

 いやでも迷宮滞在時間が長くなる。



 それは決して悪い事ではなかった。

 危険はあるが、それは町にいても(主に近所の連中のせいで)一緒だ。

 ならば迷宮内で徹底的に魔力を稼いだ方がいい。

 魔力の使い道や、怪物との戦い方を考えながら。



 色々な気づきがある。

 後にヒロトシが怪物退治の方法として伝えていく事。

 それはこの時期にほぼ成立していった。



 事前に魔力を惜しまず使って能力を増幅する事。

 それによって一気に倒していく事。

 怪物を探して歩くより、怪物を引き寄せた方が効率が良い事。

 それとは別に、休憩場所の確保に怪物除けを設置しておく事。

 警報などで怪物の接近が分かるようにしておく事。

 それらは一人で行動してるこの時に確立したものだ。



 そうして貯まっていく魔力と魔石。

 それの持ち運びにも苦労するようになった。

 魔力は魔石をくっつけ合わせれば、片方に吸収される。

 そうして吸収させていく事で、小さくまとめる事は出来るのだが。

 それでも手間がかかってしまう。



 そういった手間も分かって来た。

 運び出すなら、馬車や自動車を持ち込んだ方がいいと。



 そういった事も考えつつ、新たな試みもしていく。

 その一つが武器や防具の強化に魔力が使えないかという事。

 前世の日本のファンタジーゲームなどで行われていたものだ。

 魔力などを込めたり使ったりする事で、武器や防具の性能を上げる。

 それが出来ないかと思った。



 出来ない事はなかった。

 素材の硬度や柔軟性を高め、威力を高める事は出来た。

 それによって、高めた能力での攻撃に武器が耐えられるようになった。

 また、怪物の攻撃を受けても防具が破損する事がなくなった。



 もっとも、防御については、単純に魔力を直接まとった方が効率が良い。

 防御膜を張り巡らす、いわゆるバリアーのような形にした方が無難だ。

 あえて防具だけ強化する必要性が薄い。

 魔力の防護膜を突破された場合の保険くらいだろうか。

 だが、魔力をそのように使うなら、防護膜の強化に使った方がやはり良い。



 そんな事を試してる中で、決定的な事に気付く。

 大量の魔力を消費するが、物質を増幅する事が出来る。

 これにより、元になる素材があれば、物品を魔力の分だけ無限に増やす事が出来る。



 そうなると、色々と思いつきが浮かんでくる。

 それもまた前世の情報による。

 魔力が必要になるが、事実上無限に確保出来る物資。

 それを元に様々な道具や機器が作り出せるのではないかと。



 また、魔力をもとにした機具。

 それを自作も出来ないかと。

 増幅した知力で試行錯誤して、実行可能だという結論が出て来る。

 そこに至りヒロトシは、そのまま迷宮に居座る事にした。

 必要なものが出来上がるまでは。

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