表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/104

20回目 今まで以上に迷宮の奥へと向かう

 乗合馬車で再び迷宮の奥へ。

 そこから歩いて更に奥を目指す。

 今回は目指すのは強力な怪物。

 それとの戦いを実際にやってみる事。

 なので、乗合馬車が入れる限界の更に奥を目指さなくてはならない。



 しかも今回は、前回よりも更に奥へと向かう。

 それだけで結構な長旅になる程に。

 普通に歩いていたら、何ヶ月もかかるだろう。



 その距離と時間を、魔力を使って一気に縮めていく。

 身体能力を向上させて移動速度をあげるのだ。

 これで時間を短縮出来る。



 そして移動途中での処置も忘れない。

 広大な迷宮を歩く際に必要な事。

 帰り途が分かるように目印を残していく。



 単純な作業だ。

 持ってきたチョークで、壁の適当なところを塗りつぶす。

 淡い光を放ってる一部が、それだけで黒く浮かび上がる。

 そうした目印を付ける事で、どこを通ってきたのかをはっきりさせる。



 簡単な事だが、こんな簡単な事で遭難の可能性が一気に下がる。

 魔力を使わず、手間もそんなにかからない。

 その為、探索者のほとんどがこうして目印を残して行く。

 出口の方を指し示すように。



 もっとも、最悪の場合魔力を使えば出口の方向は分かる。

 そう気を張る必要も無い。

 手段が一つだけというわけではないのだ。

 だとしても、生き残る可能性を高める努力は必要だ。

 それに、魔力を使わなくても良い方法があるなら、その方が良い。

 魔力は金にするか、他に使った方が良いのだから。

 無駄な消耗は避けるべきだ。



 そうして奥へ奥へと進んでいく。

 危険がそれだけ増大していく。

 だが、気にせずヒロトシは迷宮の奥へと足を進める。

 その後ろに新人を連れて。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
 活動、および生活支援をしてくれるとありがたい。
 書くのに専念出来るようになる↓
『執筆時間を与えてくれ/BOOTHでのダウンロード販売』
https://rnowhj2anwpq4wa.seesaa.net/article/483314244.html

【短編】小説ならぬ小話集
https://rnowhj2anwpq4wa.seesaa.net/article/484786823.html
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ