孤独の間
文法めちゃくちゃだったり使い方のおかしいもの等々あると思いますが、それを素人だからという理由で片付ける気はありません。おかしな点がございましたら暖かい目で、アドバイスを頂けたら嬉しいです。そして、この作品に少しでもいい感想をもっていただけるように努めたいと思います。
高校受験が終わりやっと高校生になれたと思っていたのに、気がつけば俺のいる教室のクラスプレートには二年の文字が書かれていた。クラスの人たちは数ヵ月前の修了式で一年共に過ごした仲間たちと「二年生でもよろー」みたいな会話をしていたのに、今となってはすでに新たなメンバーで生活が確立されているようだった。一年のころの友人を忘れたのか、その人たちの問題であって俺がしるよしもない。そもそも彼女らがそれを問題だと思っていないのだろう。そんな下らないことを考えれるほどに俺は暇人で孤独だった。正確にはそれはクラスの中だけであって、部活動やプライベートではちゃんと友人がいる。が、みんなのSNSをみる限りそれぞれ新たな友人とよろしくしているらしいのでなかなか連絡をしづらかった。一年の間に友達作りに参加すらできなかった俺には学校での会話は週に二回しかない文芸部の数少ない部員たちとの数時間だけになっていた。おそらく、クラスの連中は俺の澤地唯織とゆう名前を知っていないやつの方が多いのではなかろうか。春になって新しいクラスになれば部活仲間と同じクラスになれるかと期待もしたが、そううまくはならなかった。なぜなら俺は英語が苦手だった。俺の通っている学校では進級によるクラスの分けは英語の成績らしく、中学から英語の理解が進歩していない俺は七クラスあるうち下から一つ上の六組に属することになった。正直なところ上の二組以外はさほど変わらないのだ。というのも、その二組は三年までに受験の対策をしておくクラスらしくいわゆる優等生が集まるクラスであるため、俺が入れるわけもないが入りたいとも思わなかった。もともとお喋りな俺であるから火曜日の今日は第二教材室での部活が楽しみだった。