恋愛パートナー致しません
「うん、透と恋愛するの?だからって俺と別れる事はないよ、俺とは結婚するんだから家族だ」
「そう・・・、私は好きな人と結婚します。」
透の手を掴んでドアを開けた。
「さよなら」
伊織の顔は見ないみたくない。
「じゃあな、い・お・り」
「しゅう、透また明日」
何なのあの男は、透まで巻き込んでサイテーだ、私もサイテー友達の透にまで迷惑かけてる
「透ごめんね」
「問題ない、それより来週はテスト始まるぞ、しっかりしろ。」
背中を叩いて気合いをいれてくれる。
「ねえ、家で試験勉強しない?」
「う~ん、いいけど、今日は木曜日だぞ、例の話だと伊織が来るだろう?」
あんな馬鹿な申し出を思いだしイライラしてきた、透もあんなの律義に守る理由はない
「何?そんな契約は私はしておりません、来ないの?」
「はっははは、だな」
2人で私の自室にしているマンションに向かった。
買い物をして玄関を開けると、見覚えのある靴があった
「「・・・」」
伊織だ、勝手に入ったな、勿論今まではカレカノしてた、親も公認未来の夫婦予定だったから問題ないかもしれないが、今は違う!
伊織がソファーを背に床に座っている
「伊織何してるの、帰って」
伊織は振り返り私たち2人を見て顔色を変えた
「何で透がいるの?今日は木曜日だ!ルール違反だ。」
馬鹿か、そんなこと了承していない。
「何言ってるの?他人の家に勝手に入ったらいけないのよ、知らないの?出てって」
コートと鞄を置いて、透のコートを受け取り座ってとソファーを指した。
「おい、透、帰れよ秋桜は俺のだ!」
伊織の鞄を投げつけた、結構大きな音がしたから痛かったかなと思いもした。
「帰るのは、そっちです、鍵も返して」
鞄を抱え首を振る
盛大なため息をついて、電話をかける。
「あっ、もしもし、お父さんかお祖母ちゃんいますか?はい、お願いします」
伊織を睨み付ける
「しゅう、何?」
「あっ、お祖母ちゃん?秋です、マンションの鍵を変えたいの、そう、鍵、伊織が勝手に入って困るの返してくれないよ、ケンカ?違います別れたの、えっ?何でって、伊織が浮気してたの、複数とだから、と、言うわけで業者大至急お願いします、じゃあ詳しくはお家に行ったときに、それじゃ」
言いたいことを伝えた、伊織は泣いている?
「やだ、しゅう、やだよ何であれは浮気じゃない!愛してるのは秋桜だ」
「取敢えず帰ろう、ほら伊織立って」
透が伊織を抱えて連れて行ってくれた、捏ねてたけど。
終わったよね、疲れた恋愛と結婚は別?って私たちまだ高校生です。
恋愛も結婚も好きな人じゃなきゃ嫌だって歳だよね?
これで伊織はパートナーと終わりにするかな?
終わりにしても私たちの関係は戻らない。
ありがとうございます。