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平行世界〜魔空世界の戦い〜  作者: 雷神 テンペスタ
第1章〜魔空世界への誘い〜
18/21

第18話〜修行開始〜

「じゃあ、まずはみんなが最初に出た色の属性を出す事から始めるよ!」


アマが帰ってから、絵里が気を取り直してからそう言った。最初に出た色がその人物が上手く扱える属性らしい。つまり、大和は水、絵里は光、はるは闇、さくらは炎、ミナは氷、ふうは風になる。上手くバラけてるよな。そういえば。


「私の場合は?」


「佳奈に教えて貰って!」


千春の言葉に絵里は佳奈を指さしながらそう言った。


「何か雑じゃない!?」


全属性オール・アトリビュートは同じ全属性の人に教えてもらった方が早いっしょ!」


「ちーちゃんこっち。」


絵里はウインクして言った。佳奈は千春の手を持ってそそくさ走っていった。はや!?って…


「俺は!?」


「「「気を使いなよ。」」」


湊、絵里、ミナにジト目で言われた、いやまぁ…それもそうか。佳奈嬉しそうだったしな。


「全属性も一緒だから。佳奈ちゃんとちーちゃんを2人っきりさせてやって。」


絵里が真面目な顔でそう言った。まぁ…そうだな


「じゃあ、目を閉じて!」


そう言われて、ノーマル組は目を閉じた。


「それからイメージするとよ!自分の属性の色を!」


俺はイメージした。俺はとりあえず黄色を、…そしたら手に何か違和感を感じて、目を開けたら手が雷によりバチバチしていた。他の皆を見ると、大和の手からは水がスライムのように出ていた。絵里は俺と同様に。はるは手にヒビが出てきているような出方をしていた、ちょっと怖い。さくらは炎が出ていた。ミナは手の平に氷があった。ふうは、手に小さな竜巻が起きていた。


「よし!皆出せたね!」


「これが…魔力か。」


「そそ!この感じで他の属性も出してみよう!」


ぱっぱと言うと、全員、出た属性の魔力を出せるようになった。それから俺達は魔法を教わる事になった。


「ほんじゃ!さっそく魔法を教えるね!って言ってもこの本を渡すからこれで覚えて!

あと!古代魔法(エンシェント・スペル)って書いてる項目は絶対開かない事!」


絵里がそう言うと、全員に本を渡してきた。いやそれはいいだけど…


「古代魔法?」


「古代魔法は危険なの。見るだけでも魔力枯渇になるから。」


俺が疑問に思いそう言ったら、楓子が答えてくれた。見るだけで魔力枯渇!?そんなに魔力を使うのか。


「そんな所!じゃあ、奎汰は全属性オール・アトリビュートの戦い方を佳奈ちゃんに教えて貰って!もうあっちも魔力放出は終わってると思うし!」


「了解。」


絵里にそう言われ、佳奈と千春がいるであろう場所に行く事にした。


「じゃあ、他のみんなはここで魔法の練習だよ!」


ーーーーーーー


「よ!」


「○ボルトぉぉぉ!!!」


「誰がじゃ!!」


俺が佳奈に話しかけたら、某ライダーの敵の名を叫びながら、こっちを向いてきた。懐かしいネタをぶちこんできたなおい!?てかあの番組この世界でもやってたのかよ!?こっちだとリアリティがすごそうだな!


「やっぱ、兄さんもあの番組見てるんだ!」


「けっちゃん、特撮とかラノベとか好きだもんね〜。ってそんなことより全属性の戦い方するんでしょ。」


気を取り直して、佳奈に俺と千春は全属性の戦い方を教わった。


「まず、全属性は魔力同時放出ができる。」


佳奈がそう言った後に、両手から雷と氷の魔力を出した。


「そして武器を想像すれば、こうできる。」


雷と氷の魔力を出した両手を広げ、こう言った。


「氷雷の槍」


雷がまとわりついている氷の槍を出した。そして佳奈はそれを目の前にある壁に投げた。バチバチと音をたてながら、氷の槍は壁にぶつかり、粉々になった。


「これが…全属性の真骨頂。」


「「す、すごい。」」


佳奈の言葉に俺と千春は、全属性オール・アトリビュートの無限の可能性に胸をときめかせた。なんというか…


「今すぐやりてぇ!!」




うずうずしてきた!!






今回も短いです!

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