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真実なんてどうでもいい
もうこの歳になったら真実なんてどうでもいい。
どうでもいいから、楽しみを分散させていけ。
問うまでもないカフェ。
月に一度のアルコールへの執着。
詩人のような作家越しに見てるもの。
尻尾振り気味の年下女子に戻れる空間。
回数を重ねる度に、あの確信に変わっていくメロディライン。
「穏やかだ」と言われてきた人間の人格が、180度別のものになっていく過程を見たことがあるだろうか?
無事に生き残れるかどうかも分からないほど、途方に暮れる日もある。
こんな風に走って来たんだから。
「後悔」の余地なんて、あるはずもない。




