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渦中の後

それでも心の底から安心した

いったん継続が切られたことに


流れ自体には

すごく物語性があった


私はどクズな主人公の女か

どクズな脇役の女か

どちらかだ


事実は小説よりも奇なりだけど

事実は小説よりも穏やかだ


激しさのない無風の煌めく海のような時間


どれほどのものか

はかりかねるが

お互い日常の役目に辟易していたのではないだろうか


何もなかった

全部夢で済む


手に負えない

見に余る

終わってホッとする


最後は涙が流れる


決定的な言葉にはしない

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