21/70
輝きは呪いみたい
男女問わず、好意のある人に依存する。
「この人なら大丈夫、かな?」と近づく。
この人なら、私にあなたの時間をもらっても大丈夫、かな?
エッセイと言えど、都合の悪いことは書かない。
自分の本質的なことは隠している。
もしかしたら、文章に滲み出てしまっているのかもしれないけど。
どんなに疲弊して虚しくなっても、何かしら文章を残した日は、生きた意味があった日だ。
田舎者のくせに綺麗なものが好きな私。
だけど、結局文章に戻って来てしまう。
ある程度真面目に取り組んでいれば、もしかしたらある日宝石を拾うかもしれない。
自分にしか見えない輝き。
輝きは呪いみたい。
手から消えてしまった後、どうやって忘れたらいいか分からない。




