めちゃくちゃ
次は何のために書こうかな。
私の完全なる自由時間が確保されるのは、だいたい夜9時台以降。
完全に心はオフだ。
まだ皿洗いや夜干しの洗濯物が残っている場合も、無理だ、この時間は人のために生きない、自分のために生きる。
さて次は何を……。
はて、何のために書いてるんだっけ。
私の場合は、吐き出すため。
小説で文章を吸収したら吸収した分だけ、小説という形で文章を吐き出したい。
日々の生活で何かを思ったら思った分だけ、エッセイという形で文章を吐き出したい。
行き着く先はどこだろう。
私は最近「あぁ、これだ……死ぬまでに私が書きたい世界は」と思える作品に出会った。
むかーしの活動報告でも書いたことある作品で、この夏前ぐらいに完結したもの。
まさかこの歳になって、「この世で一番」と思える「漫画」に出会えるとは思ってもみなかった。
『あげくの果てのカノン』
もともと小学生の頃から少女漫画ばっかり読んでて、最高だ!と思えるものはたくさんあったのに、どうしても一番が決められなかった。
小説は『ノルウェイの森』、ドラマは『ロンバケ』、映画は『A.I.』、曲は『佳代』……とそれぞれのジャンルで、前々から私の中には不動の一位があったのに、ようやく。
この漫画に出会ってしまった。
内容は「SF×不倫」だけど、いや、不倫に焦点あてないで、そこじゃないの、すごいところは。
そしてすごいところを書こうとして数分が経ってしまった……(ダメな人
とにかく、「純粋で狂気的な恋」。
これですね。
そして、漫画でありながら、心理描写が小説のよう、構図の使い方が映画のよう。
帯がすごい、帯がすごいの、すごい人たちがすごいことを言っていて、私は共感の嵐で、一人で何度も頷いているの。
こういう世界を書きたい、書きたいけど、厳しい、厳しいけど、いつか、書きたいなぁ。
まぁたぶん書けないと思うけど。
いつか肉を削ぐような想いで、書けたらいいなぁ。
でも極論、書けなくてもいい。
その作品への恋が発生しただけで、生きている価値が私にはある。