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第二十八話 捜索準備

『昨日お話し致しました、依頼の件ですが…。』


秘書さんが重くなった空気を察してくれたんだろうな、話を変えてくれた。


『お捜しして頂きたいのはアーサー様の妹に当たる者です。彼女の写真、身長などの情報はこちらに用意してあります。』


と、言ってファイルを受け取った。一人の少女の情報にしては少し分厚い気がするが…読めばわかるか。


『妹をよろしくお願いします。』


「必ず元気な姿でここにお連れいたします。」


決められたようなセリフになってるな…。だけど、本心から言ってることだ。亡くなった社長さんの二の舞にだけはならないようにしねぇと。


…新社長さんもいろいろと忙しいみたいで、話をしたのはそれ位だったか。その後、電話がかかってきて、すぐに戻って行った。金は昨日言ってた通りの額を小切手でもらった。捜索用経費ってとこだな。用も済んだし、ここを出た。その足で本部へ向かった。


さすがに一人で捜索なんて、時間かかり過ぎるからな。何人か部下に手伝わせないとな。多すぎると奴ら―ケルベロスだったか?―に感付かれる。そうなると、少なくともいいようにはならないだろう。せいぜい三、四人程度てとこか。


だいたいの目星は付けてある。あいつらなら快く引き受けてくれんだろ。


っても、誰が手ぇ空いてるか、知らねからな。本部行けば空いてる奴判るしな…。金も渡しとかねぇと…。ハハッ。怪我人もおいそれと寝かしてくれねぇか…。慣れちまったけどな。

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