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第十六話 調査

こいつは本気で言っているのか?それ程の知識をこんな小娘が身につけられるはずない。適当なこと言いやがって。ただ、目を見るか限り、嘘をついているようには見えない。


ちょうどその時、相棒が部屋に入ってきた。


『D.N.A.検査で調べた結果が出たよぉ。いろんな有名人と照らし合わせたけど、パパさん、ママさん見つかんないよぉ。そっちは?』


有名人の子孫という可能性は消えたようだ。それより、相棒に彼女の発言を聞かせた。


『わからないなら試そう!』


相棒は十分程したら彼女をコンピュータルームに連れて来るようにと言った。何をするかよくわからないが、任せることにした。


『おおかぁ…シンさん?』


言ったことは守ろうとしている。相棒と違ってききわけがよくて助かる。


「なんだ?」


『なんで狼なの?』


…なめてんのか?コイツ。無視してるとさすがに気付いたのか、質問を変えてきた。


『あ…えっと、じゃあ、ここはどこなんですか?』


「俺たちのアジトだ。見ればわかるだろ。」


『そうゆうことじゃなくて…』


ああ、具体的な位置が知りたいのか。…それぐらいはいいか。


「ここはゴーストタウンのビルの中だ。」


正確にはその303号室。三階は俺達が占領している。ゴーストタウンだから誰もいないし、占領したところで誰にも気付かれない。


ここは元々治安の悪い地区だったらしい。それを十数年程前に政府が閉鎖した。なんでもここにいた連中が大規模なテロを企てていたそうだ。それ以来、ここは空っぽなんだ。だから、頂いている。


「…そろそろ時間だ。いくぞ。」


俺達は相棒の待つ部屋へ向かった。

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