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第十五話 スーパーウーマン?

狼さんに案内された部屋はなんだかボロボロだった。壁にはひびが入ってたし、テーブルとイスが二脚あったけど、なんだか触ったら壊れそう。でも、私は目に写る物すべてが輝いて見えた。


特に感動したのは窓から見えたお月さま。


球状の世界の中心に浮いている、このお月さまは、この世界が生まれたときに神様が創りだしたっていう伝説があるの。文明が進んでお月さまのところへ行けるようになると、今よりももっと技術が発達した文明が造り上げたんですって。なんでも、天候、気温なんかを司り、昼間は明るく、夜は暗くするようにプログラムされているんだって。


ね?知識だけはあるの。


さっき飛んだときはビルの光ばっかり見てたから、気付かなかったけど、緑色に光るお月さまはとってもきれい。


お月さまを見てたら狼さんが戻ってきた。


『いろいろ訊きたいことがある。』


私は狼さんの質問にはちゃんと答えようとしたんたけど、よくわからないものばっかりだった。お前は誰だ?とか、なんであそこにいたのか?とか…。私は私だし、部屋にいたのは生まれてからずっとだし…。そう答えたら、ちょっと怒ってた。間違ってないのに…。


今度はこう聞いてきた。


『何を身につけてきた?この世界にいるからには何か働かないと身を置く場所はないぞ。』


これなら答えられるよ。いっぱい身につけたんだから。


「えーとねぇ。まず言葉かな?世界の四大言語、全部と…経済学、法律、文学、歴史に地理学…生物学、化学、物理学、医学、工学もちょぴっと。美術、音楽、料理もそうだし、あとあと…」


『それは本気で言っているのか?』


驚いてるの?ってことはあそこにいたことは全然意味がなかったことないんだ。これからいっぱい役に立ってくれるのかな?

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