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イモ☆バナ  作者: 竜華零
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<2013年10月30日>

 妹から電話がありました、まぁそれはいつものことなのですが、それによると父親が腰を痛めたとのこと。

 まぁ、前々からガタが来ているとぼやいていましたが、それにしても急にどうしたのかと思えば。


妹『抱っこして!』


 開口一番、妹はそんなことをのたまいました。

 そういえば、妹が小学校くらいまでの頃は、毎日のようにだっこしていました。

 今や、あの両腕にかかる重み(しあわせ)は懐かしくすらあります。

 いや、それは今はどうでも良く。


妹『……って、パパに言ったの。そしたらだっこしてくれたんだけど、それでやっちゃったの』

私「なにそれずるい(訳:やっちゃったのじゃないよ)」

妹『私って、お姫様抱っこできないくらい重いのかな……』

私「なにそれずるい!(訳:親父に無理させちゃダメだよ)」


 あれ、おかしいな……気のせいか同じことしか言って無い気がします。

 気持ちの上では妹を注意しているつもりなのですが、いや本当におかしいですね。

 なにそれずるい。

 ……なにそれずるい!


私「なにそれずるい!(訳:親父を労わってやるんだよ)」

妹『お兄ちゃん、さっきから同じことしか言って無いけど……もしかして、だっこ、したいの?』

私「うん」

妹『何でそこだけ素直に言うのー!?』


 父は犠牲になったのだ(酷い)

 せいぜい妹に湿布でも貼って貰えば良いのだ、そして私は次の休みに妹をだっこすることを固く誓った(え)

 ふ、ついに私の筋力を披露する時が来たようです……。


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