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イモ☆バナ  作者: 竜華零
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<2013年9月9日>

 まぁ、そう言うわけで妹の話です。

 いや、だって父と母の話をしたら妹の話をするのが義務みたいなものかなと思うわけですよ。

 なので、妹の話です。


 ご存知かもしれませんが、私の妹は現在、高校生です。

 いわゆる女子高生と言うやつですね、花も恥じらう年頃の女の子です。

 そうですね、一言で言えば……一言で言うのは非常に難しいですけど、あえて言うのであれば、ええ、言うのであれば。


 超可愛い。


 です。

 年が離れているせいなのかもしれませんが、本当に可愛くて仕方が無いです。

 幼い頃は単純に凶悪的に可愛かったのですが、中学生になってからはどんどん母に似て綺麗になってきました。

 学年を上がるごとに女の子女の子してきた気もするので、そこは単純に心配で堪りません(え)。

 制服のスカートは……膝下!(意味不明)。


 ちなみに妹が家に来た1ヵ月後、当時の私は筋トレと走り込みを始めました。

 (母曰く、「わかりやすい子ねぇ……お父さんも剣道始めたけど」)


 でも兄としては、外見よりも内面の可愛さを主張したいです。

 頭が悪いわけでも無いのに、間違って覚えた言葉を真剣に使ったり。

 性格が素直なので、嘘を教えると「そうなんだぁ」とすぐ信じたり。

 何か新しい物をゲットしたりすると、「見て見て!」と報告してきたり。

 たまに怒ると口を聞かなくなるのに、何故かじゃれついてくる頻度が上がったり。

 休みの日には父の肩を叩き、母の料理を手伝います、良い子です。


 そんな可愛い妹が生まれて、そして無事に育ってくれただけでも幸せなのに、自惚れを承知で言えば、懐いてくれるなんて本当に幸せです。

 2人で一緒に出かけたり、一緒に遊んだり、たくさんお喋りしたり。

 その度に違った表情を見せてくれる妹は、私の宝物です。

 この気持ち、まさしく愛だっ!!


 でも最近、妹にモテ期が来ていて心配でなりません。


 イモバナの読者の方々ならご存知でしょうが、ここの所、クラスの眼鏡の委員長やら硬派気取りの野球部やら、悪い虫の気配が……気配が!

 そりゃあうちの妹は笑顔の可愛い明るい女の子で目を引くでしょうが、くそぅ、男子高校生共め!

 ぐぬぬぬ……っ!


私「男は狼! 近付いてはなりませぬぞ姫~~」

妹『えー? でも修学旅行で男の子と班組むよ? 4対4くらいで』

私「な、なんですと!?」

妹『いや、普通だし……あ、ちなみに○○君(委員長)と△△君(野球部)のグループだよ』

私「何だそいつら、策士か!?」


 何だその少女マンガ展開! お兄ちゃんは心配です!


妹『……心配?』

私「うん!」

妹『そっかー、うふふふふ』

私「笑ってる場合じゃなぁ――いっ!」


 追記、この無防備な妹に危機管理能力を持たせなければ。

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