<2013年9月2日>
さて、突然ですが今日は私の父親についてのお話です。
これまでの活動報告やイモバナでご存知の通り、私と父親の関係を一言で言うと、妹(娘)を巡る永遠のルァアイブゥァル(注:ライバルの意)です。
第7次どっちが妹(娘)の「お嫁さんになる」の対象になるか会戦や第12次どっちが妹(娘)のサンタになるか遭遇戦は熾烈な戦いでした。
我が家の歴史に3日ほどは残っていたはずです、たぶん。
そんな父ですが、まず妻子を大事にする良き父であり良き夫です。
でも私は例外のようです、差別反対。
日課は一日一万歩歩くこと、老後は母と四国八十八箇所巡りをするんだそうです。
そして父は愛妻家です、母との結婚も父が惚れてプロポーズしたそうです。
詳しくは知りませんが、父の母に対する諸々を見ていると、今でもベタ惚れなんだなぁと言うのは子供の立場なりにわかります。
どんなに疲れて帰ってきても母の作った晩御飯があれば嬉しそうにしてましたし、毎朝母に起こされて「いってらっしゃい」を受けています、ふ、1人で起きれないとは情け無い父め。
妹「お兄ちゃん、鏡を見た方が良いと思うな……」
私「え、何故?」
それと母の誕生日と結婚記念日には早く帰ってきて、花束とお高いプリンをプレゼントしています。
稀に洒落たアクセサリなどをプレゼントすることもあるそうですが、まぁ、何故かプリンを買ってきます。
何でも母が初めてのデートで好きだと言ったそうで、それを聞いた当時は「ははぁ」と気の無い返事を返したものですが。
でも、今の私は知っているのです。
実は母が花束の処分にちょっと困っていたり、実はそれほどプリンが好きなわけでも無いと言うことを。
花は貰った直後はともかく、そう長い期間咲き続けているわけではありません、捨てる際には非常に処理が面倒です。
あとプリン、何個も食べればむしろ飽きます、お高いのはくどい部分もありますし。
母「ありがとう、あなた」
でも、母は毎回笑顔でそれを受け取ります。
そしてその日は凄く機嫌が良くなります、何だか晩御飯が豪華になります。
あと、妹はそんな2人を見るのが好きなのか、両親が仲良くしている所を見るとニッコニコしてます。
ちなみに、母が父の見ていない所で花束やプリンを「しょうがないなぁ」みたいな顔をしながら片付けてる時に、一度「もういらないって言ったらー?」と言ってみたことがあります。
母「でも、気持ちは嬉しいから」
とのこと。
うーむ、結婚生活を長く続けるためのコツを教えて貰ったような気がしました。
……好き合うと言うか、惚れ合うって大事なんだなぁ、あとそれを続けるの。
男性は女性のために頑張らないといけないし、女性は男性の頑張りを認めてあげないといけないのかぁ、ははぁ、みたいな。
妹「パーパッ♪(ぎゅっ)」
父「HAHAHA、こらこら」
そして妹はそんな父に背中からのっかるのが好き、何て羨ま……げふんげふん。
くそぅ、加齢臭と共に年頃の妹に嫌われれば良いものを……!(ギリギリ)
……まぁ、私の父親はそんな人です。
せいぜい、長生きすれば良いと思います。