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イモ☆バナ  作者: 竜華零
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<2013年7月14日>


 連休2日目です。

 ホテルにお泊りー、同じ部屋で寝ます、ツインです。

 ダブルでは、無い(いや当たり前ですがな)。

 昨夜は割と遅くまで妹とお喋りしてたので、何だかんだ朝はゆっくりなのかと思いきや。


妹「お兄ちゃん、朝だよー!」


 妹に起こされました。

 ああ、でも何だか妹に起こされるのって幸せです。

 なのでもう少し粘ってみようと思いま……。


私「すでに……着替えている……だと……!」

妹「朝ご飯ー!(にこっ)」


 妹がお腹を空かせているので、起きることにします。

 ホテルのホテルらしいホテルの朝ご飯を食べた後は、アミューズメントプールに遊びに行きます。

 二日目だけで二箇所のプールに行きました、小さい所ですからあっさり回れます。

 イメージとしては、スライダーがある所と流れるプールがある所、と言った所でしょうか。


妹「ふふん、プールに行ったらお兄ちゃん、きっと驚くよ?」

私「ふぉ?」


 いったい何に驚くと言うのだろうかと、この時の私は首を傾げたものです。

 そんなわけでプールについた私、基本的に兄の方が用意が早いので、妹が着替え終えるのをぼんやりと待ちます。

 流石に他にもたくさんお客さんがいますねー、などと思いながら待っていると。


妹「おーにぃ、ちゃん!」

私「おー……おお?」


 妹がやってきました、ニコニコ笑顔で手を振ってくれます、可愛いです。

 でも、あれ、何だろう……妹の水着が昨日と明らかに違うのですが。


妹「ふふん、どう? 似合う?」


 いや、妹のどや顔は可愛いのですが。

 あれ……昨日はフリル付きのパレオスカートなセパレートだったはずなのに。

 それが何故、今日になって白黒チェックの三角ビキニになっているのでしょう、首の後ろと背中と腰の両サイドが紐になっているのでしょう。

 健康的な白い肌が、やたらに眩しいです。

 そんな私の疑問に、妹がウインクしながら答えてくれました。


妹「昨日の水着はレンタルでー……こっちが本物でした!」

私「その心は?」

妹「初日だとお兄ちゃんが警戒してると思って」


 妹の肩に手を置く私、これはどうやらお説教が必要のようですね……!


私「お兄ちゃんは貴女をそんな子に育てた覚えはありません!」

妹「似合わない?」

私「超似合います」


 そう言うと妹がにんまりと笑いました、凄く可愛いです。

 えへー、じゃありませんよ、いやその後の「この腰のくびれを出すのに、私の1ヶ月に渡る努力が……」とかもアレですが。

 と言うか、途中でケーキ三個食べてパニくってませんでしたか。


 そう言うと痛くも無いパンチが飛んできました、連続で打撃するのはやめてください。

 本気で怒ってないのはわかるので、じゃれつかれてるだけですね。

 あー、もう、妹と一緒にいると心がふにゃけて仕方ないです。


妹「お兄ちゃん、じゃあスライダー行こう!(ぎゅっ、たったったっ……)」

私「(手を引かれながら)プールは走ったら……はっ、その紐でスライダーは危険では!?」

妹「大丈夫大丈夫!」

私「大丈夫じゃな――――いっっ!!」


 そんなわけで、二日目の午後に続きます。

 え、大丈夫だったかって……まぁ、大丈夫でしたよ?

 腰の紐が飾りでなければ、ヤバかったですけど。


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