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イモ☆バナ  作者: 竜華零
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<2013年5月13日>

 続報、妹の告白相手へのお返事がわかりまして候。

 曰く。


妹「お付き合いの話? お断りしたよー。○○君(告白相手)は真面目で良い人だけど、私のタイプとはちょっと違うかなー」


 皆の衆、宴じゃー!

 宴の用意をせい、人としてどうかと思うが兄として正しいと自負することを恐れるな諸君!

 宴じゃー!


 しかしふと疑問、何と妹には「好みのタイプ」なるものが存在した!

 よくよく考えてみれば当然である、妹とて年頃の女の子。

 と言うわけで、さりげなさを装ってりさーちしてみた。


妹「……声、凄く震えてるんだけど……(電話口です)」


 りさーちしてみた。


妹「んー、私のタイプはね、真面目なデキる君じゃなくて、こう、可愛いタイプが好きだよ。くすぐったい感じって言えば良いのかな、手のかかる方?」


 ほぅほぅ。


妹「朝1人で起きれなかったり、ご飯作ってあげただけで凄く嬉しそうにしてくれたり、どうしたら私が喜んでくれるかなって考えてるのがバレバレだったり、私がじゃれついたらちゃんと構ってくれたり、そう言う、可愛い人が旦那さまだったりすると、楽しいよね」


 妙に具体的でありますが、結婚は認めないのであります。

 まだ早いのであります。

 口調が変でありますが、いやそれにしても良かった、一件落着です。

 ふ、眼鏡な委員長がモテるのは乙女ゲーの中だけで……。


妹「ちなみに、○○君(告白相手)がお友達からで良いって言うから、メアド交換はしたよ」


 とんでもない落とし穴があったもんだよ!

 何だそれは、フラグ立ってるぞこのやろー!

 おのれ、要求をつり上げた上で下げることで妥協を見出すとは策士なやつめ――――!


私「(電話口の向こうで、コロコロと笑う妹)」


 この時、聞こえてきた妹の笑い声が凄く可愛かったとだけ言っておきます。

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