<2012年10月14日>
1:世界がある日滅びました。乾いた風が吹き荒れ、暴力が世界を構成する、そんな荒んだ世界。そこであなたが見つけたものとは?
私「妹――――! 妹どこだ妹――――! お兄ちゃんが来ましたよ――――――――!」
*荒んだ世界に舞い降りる一輪の希望の花、それが妹なのさ!
妹「世界が滅んでもお兄ちゃんって変わらないんだね……」
2:それを使い、あなたは冒険の旅に出ます。最初に見つけた動物は?
妹「おお~……ぬこだ~、猫~(もふもふ)」
私「貴様の名前は、シャルル・ゴ・ドールだ!! ふはは、飼い主たる俺に懐くが良いぞ」
猫「ふしゃー!」
私「ぬおっ、貴様、妹には抱かれて私は引っかくとは……わかってるじゃないか!」
妹「ふかふかぁ~(もふもふ)」
3:きびだんごで仲良くなりました(!?)。その動物と一緒に更に旅を続けていると、同じく旅をする人間に会いました。その人は? 作者さんを一人だけ。
私「あ、貴方は……!」
*突然の次回予告! 兄の前に現れた助っ人、それはいったい誰なのか!?
急転直下の展開の中、妹は愛猫とモフモフ!
え、ええ!? 妹はお嫁にやりませんよ!?
妹「皆、絶対また見てよね!」
猫「にゃー!」
はい、ED入りまーす!
4:その作者さんは、あるものを持っていました。それは?
私「まだ紹介すらしていませんが、すでに物色でありますか。え、何も持って無い? ならば……」
竜華零は かけがえのない絆を 手に入れた!
(カシャーンッ)。
5:仲間にしようと思いましたが、どうやら作者さんは不機嫌なご様子。それはなぜ?
私「いや、ですから妹はお嫁にやりませんって!」
*かけがえのない絆、大ピンチ。
6:そんな作者さんをオトした、あなたの一言は?
私「妹は……俺の嫁だ!(キラーンッ)」
妹「え、違うよ?」
私「え……」
竜華零は、ちからが無限に下がった! かしこさが無限に下がった! すばやさが無限に下が(以下省略)。
7:そして、動物とその作者さんと共に、あなたは旅を続けます。そのなかで知った、世界を崩壊に導いた敵は!?作者さんを一人だけ。
竜華零は、もはや何もかもがどうでも良くなっていた。
何もかもがただただ懐かしい、かつて平和だった日々を想い、彼は夢を見るのだ。
もう、世界の崩壊とかどうでも良い。
だって、今まさに彼の精神世界が崩壊したのだから。
私「お兄ちゃんのお嫁さんになるって、言ってくれたのに……」
妹「いや、何年前の話……?」
8:その敵作者さんが持っていた能力は? そして、それに対抗するために、二人と一匹はある人の元を訪れます。それは誰? 自分の作品から。
敵の能力? それは果たして妹が兄離れしてしまうことよりも強力なダメージを竜華零に与え得るのだろうか?
答えは否、断じて否である。
この滅びゆく世界、一輪の花に見放された兄に生きる術は無い。
そう、彼は今まさに無我の境地に達していたのだ。
というか、やる気を失っていたのだ。
もう、どうすれば良いかわからないよ。
私「教えてくれ、シャルル……俺はどうすればいいんだ?」
猫「兄君の妹君への愛情は、その程度であったか」
私「……はは、とうとう世界が終わるのかな。猫が喋ってるぜ……」
9:そして、二人と一匹が身につけた能力は? それぞれどうぞ。
にゃんぷしーろーる、以上。
10:そして、世界を元に戻すため、敵を倒します。しかし敵は強い!! その時です! あなたが見つけた、たった一つの弱点は?
私「ああ、そうか……わかったよ、世界の崩壊をもたらす者よ。
貴方には……妹が、いないんだ」
11:そうして敵を倒し、世界は元に戻ります。その帰り道。途中で寄った宿で、あなたはある人と恋に落ちました。その人は? 誰でもいいです。
妹「ねーお兄ちゃん、私、お兄ちゃんのお嫁さんにはなってあげられないけど、でもお兄ちゃんのこと、ちゃんと大好きだよ?」
私「……!(ぱあぁ……)」
妹「それじゃ、ダメかな?(にこっ)」
私「……――――!」
――――Happyend?




