<2013年2月23日>
突然ですが今話でイモバナを終了致します、詳細は後書きにて。
兄とは何か。
兄とはいかにして生きるべきか。
私は常に、そんなことを考えて生きています。
思えば妹が生まれた十数年前、兄とは妹に何をしてあげるべきなのか、子供ながら考えていたものです。
その時から、私の苦悩は始まりました。
勉強も運動も、全ての理由に妹が登場するようになりました。
妹に恥をかかせるようなことがあってはならないと、自分に課していました。
妹がまだ赤ちゃんだった頃から、私は妹に夢中だったのでしょう。
はたして、私は妹に相応しい兄なのか。
妹を幸せにするために、自分に出来ることは他に無いのか。
自分は、妹を楽しい思いをさせられる兄だろうか。
性別:兄になれているだろうか。
そんなことばかり考えていたら、どういうわけか立派なシスコンになっていました。
どうしてこうなったのか、私にもわかりません。
いや、だって妹が可愛いので。
可愛いは正義、正義に従うのは人間の性、だから仕方ない。
おお、我ながら完璧な理論武装じゃないですか……!
私「というわけで、ずっと一緒にいてください」
妹「重いよ」
私「いてくれないのかー……(しょぼーん)」
妹「はいはい、ずっと一緒ずっと一緒」
私「わーい」
ああ、可愛いなぁ可愛いなぁ、妹は可愛いなぁ。
妹さえいてくれれば何でも出来ます、だってそれがお兄ちゃんと言う生き物だから。
世界の全ては、妹のためにあるのだからー!
妹「私がお嫁に行くまでわね」
私「お兄ちゃんは認めませんよ!?」
妹「えー……」
そんな人生、まる
最後までお読み頂きありがとうございます、卒業アルバムに「妹魂」を書かれた竜華零です。
読者の皆様にはこれまでのイモバナのご愛読と応援、その御礼をここで申し上げさせて頂きます。
誠に、ありがとうございます。
元々は活動報告の整理・掲載を目的とした連載でしたが、いつしかそのまま続きを載せるようになり、100部目と言う節目を迎えることが出来ました。
当初の目的も達成し、キリが良いと言うこともあって、イモバナは一度終了させて頂くことにしました。
これからは、再び元の活動報告での掲載と言う形になるかと思います。
それでは皆様、またどこかでお会いしましょう。
感想・応援・レビュー、誠にありがとうございました。




