私から見た君と君から見た私
ーー苦しい、辛い、そう思った時、何時も君の笑顔で励まされて来た。
君の笑顔は私の、唯一の支えだった。
いつか、私が泣いていた時、そっと背中に君は手を乗せた。
それだけで、優しさが伝わった。
でも、その優しさが憎らしく思った時もあ
る。
でも、最後の日、私が泣き崩れていると
ギュッってしてくれた。
君の優しさが伝わるどころか、私の思いが積み重なった。
『好き』と言う気持ちは、自分の胸に隠し最後の一言、『ありがとう』この言葉を伝え
た。
***
ーー気付けば何時も泣いていた君。
見ていて、苦しくて、悲しくて・・・。
何も出来ない自分に苛立ちを感じた。
好きな人に何も出来ない自分に、自分で自分を罵倒した。
でも、唯一できた事。それは、
ーー君の背中に手を当てる事と好きだよと言う最高の笑顔。
こうすれば、思いが伝わる筈。
最後の日、君は泣き崩れた。
見ていれなくて、抱きしめた。
君は最後の一言で、『ありがとう』と言っ
た。
この言葉は、一生の宝物にしよう。
そう決めた、最後の最後に・・・。