誤解≪後解≫
解けぬ過ちへ
僕は行く
説けぬ誤り
君は耳を貸さず
僕は僕を
君は君を
探していた
誰もが気付くこと
誰もが気付かぬこと
それを知覚してはいけない
それを君は知らなくていい
永久に彷徨う亡霊
これは何か?
意識を持った死体
これは誰か?
それは間違っている
それは答えがある
これは共感できぬ
これは叫喚できぬ
全てを知っている
皆知っている
意義は分からぬ
異議は唱える
虚実もまた真実
果実でできた真珠
僕らが生み出した誤り
一本の繊維の大木
養分は花を咲かせ
僕は僕を探す
探さなくてはいけない
斑の消えし
山の杜鵑
有意義であり無意義であり未知であり既知であり冷淡であり熱心である、それがこの詩。
見つけ出すかは、読者次第です。