七行詩 二篇(「骨となったこれを~」ほか)
掲載日:2026/10/24
○
骨となったこれを
あなたと呼べるだろうか
骨壺から取り出しそれに
一つずつ水をかけしっかりと洗う
白さは戻ってきても姿は戻らない
丁寧に骨壺に入れて元の場所にしまって
鍵をかけたら、またねと声をかける
(20200310)
○
あなたとしっかりと話したことはない
それでも今話すことのないあなたの
持っていたものは感じられる
これからそれが必要だった
たぶんそうだったはずなのだ
目を閉じて思い出よりずっと小さい
あなたにその頬に花で触れる
(20200310)




