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誰かの日記

クシャ


凛裕

「ん?」


歩き始めたとき、俺は足元にあった紙を踏んだ

なんだこれ


優駿

「どうした?」


凛裕

「あ、いや、何も」


優駿

「わかった、じゃあ行こう」


何も、と言ったが

俺は気になりすぎてその紙を拾った

こっち側は白紙だけど、裏面に何か書いてある


1日目

突然迷い込んでしまいました

他にも迷い込んでしまった人がいると思うので

この日記を書きます

誰かに届いてくれれば、心の救いになってくれれば嬉しいです

また続きを書きます、それでは

ほしもり ゆい


最後の名前の部分だけ字が汚い

急いで書いたのがみてとれる


優駿

「凛裕どうしたんだ?疲れてるなら少し休もう」


凛裕

「あ、いや、疲れてないです行きましょう」


優駿

「お、おうわかった」


俺はこの日記を何気なくポケットの中に入れた

続きがあるなら、見つけたい


優駿

「このパッドを、、、」


ピッ


ヴーーーーー


俺達はさっきの鉄扉まで戻って扉を開けた

橋村さんのおかげだけども


優駿

「こっから先は、注意事項がある」

優駿

「行くぞ!」


橋村さんから言われた注意事項は次の通り

・電気が点いたり消えたりする

・消えるまでに明るいところに避難する

・暗闇の中にいると襲われる

まじで気をつけないと


優駿

「あのスペースだ」


俺はやっと橋村さんの目指している場所を見つけた

壁にところどころスペースに繋がる道がある

このまま走れ


チリチリ


なんだこの音


優駿

「もうちょっとで電気が消える!」


え?まじかよ?!

でも、あともうちょっと、、、


ズサァーーー


滑り込みセーフ


カチッ


滑り込んだ瞬間に電気が消えた

あっぶねーぇ

暗闇の中に笑顔のやつがいる

幻覚で見た

けど一体じゃない

いっぱいいる


凛裕

「そういえば、どこ目指してるんですか?」


優駿

「いくつかのスペースのうちどれかのスペースに扉が付いてるんだ」

「そこが次のレベルに繋がるんだ」


凛裕

「なるほど、」


カチッ


ついた!

それと同時に俺たちは走り出した

地味に遠いのが厄介だ

しかもちょっと橋村さんのほうが速い

追いつけない


チリチリ


なっ、もうすぐで消えるのか?!

早すぎる、間に合わない!!


カチッ


まずい、何も見えない

俺は一人暗闇の中に取り残された

笑顔のやつが近づいてくる

逃げないと!

でもわかんない!


ガシッ


優駿

「こっちだ!」


橋村さんが俺の腕を掴んで引っ張った

かっけぇ

かっけぇよ兄さん!

それで俺らはギリギリスペースにたどり着いた


凛裕

「ありがとうございます」


優駿

「いえいえ」

「あのさ、敬語なしにしよ」

「フレンドリーでいこうぜ!」


凛裕

「まじですか!わかりました!」


優駿

「もう早速使ってるやん」

「それよりさ、あれ、扉あるよ」


ほんとだ!よっしゃ早めに終わったぁ


優駿

「いこう」


凛裕

「はい」


そして扉を開けて、その中へと踏み出した

するとそこには

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