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Ep.0+β【記憶の彼方】
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小説を閉じた
なんだこの物語
批判しているわけではないが、うーん、
基本的に一人称視点で、どこかで切り替わる
自分のことは、俺だな、
俺はこの、月島 凛裕についての話以外にも、凪原 佳澄、そして橋村 優駿についての話も読んだ
なるほどなと思った
つながる、ちゃんと
それと同時に、バックルームに関して興味が湧いてきた
まだ何冊かある
多分この物語は、その世界を中心に語られるんだろうな
俺はこの三人の登場人物が羨ましいなと思った
バックルームから抜けれたからだ
俺はこのよくわからない空間で閉じ込められてる
多分、ここは俺の本当の居場所ではない
何処かに本当の居場所があったはずだ
そしてまだ閉じこめられている
星森 優依には共感できる部分がある
まあでも、外で何が起こっているのか知らないし、
俺はまだここで小説を読んでいようかなと思った
次は二冊目
おそらく第二章
続く展開に期待を寄せて
小説を開いた
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