表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/50

橋村 優駿編【11番通りトンネル】

優駿

「え、Level0?」


 俺は知らない街に来ていた

 前回まではLevel0だったのにか、今回はイレギュラーだ

 俺は前回までの出来事でループしている、と目星をつけたが、今回スタートしているところが違うから完全にそういうわけではないのかもしれない

 そして俺は一つ気づいたものがあった

 時計塔の針が少し早い

 最初は不審に思ったが、バックルームであることを加味し、結論づけた

 現実世界よりも時が速い

 ならば、一刻も速く脱出をしなければならないことになる、

 俺はいつも通りレンズを取り出し、景色にかざした


―Level11―

The City

サバイバルクラス:1

エンティティ:フェイスリング


優駿

「フェイスリング?」


 聞き覚えなんてない

 まぁとりあえず

 エンティティはいる

 慎重に出口を探さなければ

 しばらく探索していると、文化芸術でも科学系でもよく栄えた街であることがわかった

 人は居ないけれども

 美術館

 映画館

 図書館

 カジノ

 そして喫茶店

 そこに目を向けた時だった

 かなり遠くで凪原が大量の子供に追われているところを目撃した

 しかも子供は凶器を持ってやがる


優駿

「さすがにやばいやつや、」


 俺はそこらへんに落ちていたコンクリートの破片を拾い

 助走をつけて破片を投げた

 子供に投げるのはひどい気もするが

 正当だ、多分

 コンクリートの速さが少し速かった

 時が速いからか、

 すると破片が一人の子供に命中した

 その瞬間子供全員がこっちを向く

 のっぺらぼうであることを確認して驚いたが

 そんな暇はない

 俺は何の確信もないまま叫んだ


優駿

「こっちだ!フェイスリング!」


 おそらくヤツらがフェイスリング

 するとヤツらは俺に向かって走ってきた

 はえー、、

 俺はフェイスリングに背を向けて急いで足をぶん回す

 無我夢中だ、逃げろ、

 色々と阻まれて辿り着いた

 美術館

 俺は中に入る

 急いで階段を駆け上がって

 奴らから離れることに尽力する

 が、


優駿

「行き止まり、」


 行き止まりだった

 複数枚の絵だけ

 俺は急いで振り向いた

 しかしそこには

 既に奴らが来ていた


優駿

「は、ははー、」


 俺はゆっくり後ずさる

 奴らもゆっくり近づいてくる

 凶器、凶器、凶器凶器凶器、、、

 それしか考えられなかった

 その時だった


優駿

「?、!」


 奴らが急に速くこっちに走り始めた

 俺は驚いて後ろに足を動かした

 だが、それが仇となった

 俺は足に引っかかり、後ろに倒れる

 一つの絵画に当たる、と思ったが

 中に吸い込まれた

 その後俺は尻餅をついた


優駿

「いった、、すぎ」


 俺は腰をさすりながら起き上がって周りを確認する

 トンネル、

 よかった、戻ってこれた

 そう思い、俺は前回通りパソコンの部屋に入って彼の到着を待った

 すると部屋のスライドドアが開いた

 俺は彼に向かっていう


優駿

「久しぶり」


END

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ