電気局・廃オフィス
このエピソードからの要素
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これがあるときは一人称の視点が変わるときとかです
よろしくお願いします
ニュース
「5ヶ月前に月島 凛裕さんが行方不明になった事件ですが、依然として見つかっておりません」
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なんとかして、次のレベルまでたどり着いた
ほんとによかった
―レベル3―
エレクトリカルステーション
サバイバルクラス:4
サバイバルクラス4?!
なんかいっきに難易度が上がったような
気のせいか
優駿
「ここでは、凶暴な人面犬が出る」
「かなり危険だ」
人面犬って
なんかすごそう(?)
優駿
「で、そいつには懐中電灯を使うんだ」
「そしたら眩しくてどっか逃げてく」
凛裕
「なるほど」
優駿
「そんで、このレベル内の全てのスイッチをオンにして電気を流すと」
「あそこの網目の扉が開くんだけど」
そう言いながら扉を指さした
ん?もう開いてね?
凛裕
「橋村さん、それもう、、」
優駿
「うん、不可解、実に不可解」
「ホントはこのレベルは電気製造エリア、電気貯蓄エリア、電気供給エリアの3つのエリアに3つずつスイッチがあってそれを全部つけると開くんだが、」
「てことでこのレベルはスキップだ」
凛裕
「え」
、
、
ということで謎の終わり方をしたレベル3、エレクトリカルステーションだった
さっき言ってた扉を進むともう一つ扉があり
そこに俺らは入った
―レベル4―
廃オフィス
サバイバルクラス:0
サバイバルクラス0?!
さっきとの振り幅よ
ラッキーだけど
優駿
「ここは物資がたくさんあるからたくさん取ろう」
「多分どっかにリュックがあると思う」
、
、
凛裕
「あったリュック」
優駿
「お、じゃあどんどん物資入れて」
凛裕
「はい」
俺はリュックを手に入れたので、物資を探していれることにした
このレベルにはたくさんの扉がある
その内装のほとんどは個室で、1台のパソコンとデスクと電気のみ
たまーに緑色のジュースとか白い缶がある
これを全部入れる
この部屋以外にも、大きい空間があって
長い机に椅子とパソコンが何個も
なんか本当にザ・会社!オフィス!みたいな感じ
赤色のジュースを見つけた
俺はそれも中に入れる
優駿
「アーモンドウォーターは入れたか?」
凛裕
「なんですか?それ」
優駿
「ああそっか、あのーーー、」
橋村さんが手をくるくるしながら必死に考えている
たまにある、感覚ではわかっているのに頭の中から言葉を見つけて選んで引きずり出すことができなくなる現象
名前あるのかな
ここは救済してもらったほうがありがたいだろう
こっちからこれっぽいやつを出してみるか
凛裕
「緑色のやつですか?」
優駿
「ううん、違う」
凛裕
「白い缶のやつですか?」
優駿
「それ!」
「ありがとう」
ほぇー、
これアーモンドウォーターって言うんだ
だからアーモンドの風味が
ちなみに俺のお気に入りだ
優駿
「物資は集めたか?」
凛裕
「はい、いっぱい」
優駿
「ありがとう」
「じゃあ、ついてきて」
俺は橋村さんについて行った
すると、橋村さんは一つの扉に手をかけた
優駿
「ここだけ、扉の色が違うだろ?」
いわれてみれば、確かに他の扉がダークブラウンなのに対し、この扉は黒い
優駿
「つまり」
そう言いながら扉を開ける
ガチャ
凛裕
「え、ここって」
優駿
「そう」
「さっきのトンネルに戻ってこれる」
扉に書いてある数字は4
この数字って、レベルを表してたのか
凛裕
「レベル移動をする際に、ここを経由して行けるんですね」
優駿
「そう、かなり便利」
「ただ、一つ条件があって」
「自分が言ったことあるレベルの扉しか開けることができないんだ」
凛裕
「そうなんですね、」
なるほど、便利なことには条件がある
そういうことね
優駿
「じゃあ戻って次のレベルに行こう」
俺たちはさっきのレベルに戻った
俺は変わらず橋村さんについていくことになった
その間、窓の外で起きている雷雨と結露しているのが少し気になった