無題
失恋、失職、親の病、家族の生活苦……様々な要因がこの詩を綴らせました。
愛する人が欲しい
愛してくれる人が欲しい
でもこのままでは不味い
このままでは壊れてしまう
このままでは墜ちてしまう
このままでは……
前も向く
前を……向く
また落ちる
また前を向く……
また落ちる……
上手くいかないと
上手く生きれない
このままでは不味い……
それはわかるから
前を向く……
生きなくては
行かなくては
未来を信じて生きなくては
この苦しみから
逃れられない……
逃れるためではない
乗り越えなければ……
生きていけない
あの人はもう歩いてる
この足も前に進まなければ……
あの人は悲しむ
のだろうか……
ああ……
忘れたい
この痛みも哀しみも苦しみも……
でも忘れたくない?
あの笑顔
そんな繰り返し……
涙も出ない苦しみというものもあるのだと知った……
ああ……
抱き締めてもらいたい
抱き締めてもらえれば
前に進めるのに……
愛する人が欲しい
愛してくれる人が欲しい……
だから人は
俺は
壊れてしまうのか……
それとも……
人は苦しみの中から詩を綴ります。
綴られて、詩は人から生を受ける。
苦しみも哀しみもそうしていくらか成仏すれば良いのにと……そう感じます。