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【異世界転移】をやってみた《1》  作者: とり
 第9話 ラスト・ダンジョン
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m2.完結のお知らせ


 ※注意ちゅういです。


 ・このテキストの内容ないようは、『とり』の書いた小説しょうせつ『【異世界転移いせかいてんい】をやってみた』の説明せつめいよう茶番ちゃばんになります。

 ・文章ぶんしょうは、ほぼすべて会話体です。

 ・本編ほんぺんのストーリーやキャラクターのイメージを、こわす可能性かのうせいがあります。また、制作中せいさくちゅう内容ないようや、書き手のグチ、ねたばれをふくみます。

 ・登場とうじょうキャラクターは、『セレン』(萌黄もえぎ色の衣装いしょうの若くてキレイなの、妖精族ようせいぞく女族長おんなぞくちょう)と、『アイ』(あか頭巾ずきんに、町娘まちむすめっぽい服装の、おおかみみみをはやした少女しょうじょ)です。

 ・以上いじょうの点に抵抗ていこうのあるかたは、まないことをおすすめします。


 ・・・


 ・目次もくじです。


 1.『完結のおしらせ』

 2.『修正しゅうせい予定よてい

 3.『今後について』

 4.『おわりのあいさつ』

 『反省会はんせいかい


 ・以下、本文ほんぶんのほうにすすみます。




 アイ(以下:ア)「(きゅう)ばれて来てみれば……」


 セレン(以下:セ)「どうもアイさん。ようこそ、こんな大学(だいがく)のサークルのボックスみたいなせせこましい会議室(かいぎしつ)にお越しくださいまして」


 ア「……妖精(ようせい)さんとは『はじめまして』でいいのかな。便宜上(べんぎじょう)


 セ「いいとおもいます。『便宜上』って言葉ことば、便利ですね。あとそのあたまのうえの天使(てんし)のわっか、とてもよくお似合にあいで」


 ア「素直(すなお)によろこべないなあ」



   ~1.『完結(かんけつ)のおしらせ』~



 セ「で、さっそく連絡(れんらく)のほうに移りたいのですが」


 ア「はいはい」


 セ「えー(咳払(せきばら)い)。このたび、『とり』の書いた長編(ちょうへん)小説しょうせつ『【異世界転移(いせかいてんい)】をやってみた』がようやく完結とあいなりました。最後(さいご)までてくださったかた、『途中(とちゅう)までは見たよ』というかた、『チラ()しただけだっつーの』というかた、ありがとうございました」


 ア「ありがとうございました」


 セ「しかしまあ、プロットなしでも存外(ぞんがい)おわりまでもっていけるものですね。……【コルタ】(作中(さくちゅう)に出てくる(まち)名前なまえです)のエピソードについては、いったん整頓(せいとん)しましたが……その後はまたみちしるべ(プロット)なしでしたので。だからクオリティについては『とり』はかなり自信がない」


 ア「大体なんでプロットを作らなかったのかってはなしになってくるんだけど」


 セ「それはのちほど。『反省会(はんせいかい)』で言いわけをします」



   ~2.『修正(しゅうせい)予定よてい』~



 セ「えー、本作ほんさく『【異世界転移(いせかいてんい)】をやってみた』につきましては、かなり大量(たいりょう)重大じゅうだい瑕疵(かし)(『だめなところよ』って意味いみ)があると見込(みこ)まれるのですが」


 ア「あるだろうね、おおいなる矛盾(むじゅん)。キャラクターのしゃべりかたとかさ。ちょっとなおしたところもあるけど……ほとんど書いて投稿(とうこう)してってだけだったもん。(かえり)みてしまったら恐怖きょうふで動けなくなってしまうって感じで」


 セ「で、修正しゅうせい時期(じき)についてなのですが。こちらはすこし(やす)みをはさんでからにします」


 ア「どれくらい休むの?」


 セ「一週間(いっしゅうかん)しいなあって。もっとも、『最低でも一週間(いっしゅうかん)』なので、それよりたくさん休みを取るということもあります」


 ア「もし休暇(きゅうか)わって修正作業(さぎょう)はいったとして、どれくらいでわりそうなの?」


 セ「修正の期間(きかん)につきましては『一ヶ月(いっかげつ)』を目途(めど)にしています。が、あくまでも『めやす』なので、『一ヶ月(いっかげつ)完了かんりょうします』とお約束することはできません。もっとながくなる可能性(かのうせい)は多分にあります」


 ア「み手のかたには今後もしばらく閲覧(えつらん)(さい)にご不便(ふべん)をおかけすることとおもいます」


 セ「たいへん申しわけありません」



   ~3.『今後(こんご)について』~



 セ「アイさん」


 ア「なに?」


 セ「ペットボトルの緑茶(りょくちゃ)みます?」


 ア「……ありがとう」


 セ「で、修正後(しゅうせいご)のおはなしになるのですが」


 ア「はいはい」


 セ「()しそびれたサイドストーリーを投稿(とうこう)して、そのあと、現在【連載中(れんさいちゅう)】になっている『【異世界転移(いせかいてんい)】をやってみた』を、【完結済(かんけつず)み】の設定に変更(へんこう)しよう、という予定よていですね」


 ア「それじゃあ続編(ぞくへん)いってことなのね?」


 セ「それについてですが、最終回(さいしゅうかい)をふたつのパターンに分けましたね。主人公しゅじんこうの【ユノ】が【元の世界にもどる】場合ばあいと、【異世界にのこる】場合の、このふたつに」


 ア「それで?」


 セ「(かり)につづきを書くとしたら、【異世界にのこる】を選択(せんたく)した【ユノ】の、その後の物語(ものがたり)にしようと『とり』は考えています。いちおう構想(こうそう)らしきものはありますが、実際に執筆(しっぴつ)するかどうかはわかりません。また、『続編を出す』ということになったとしても、いま小説(しょうせつ)のつづきとして投稿する、ということはありません」


 ア「つまり?」


 セ「あたらしい【長編(ちょうへん)小説しょうせつ】として、続編を出そうかな。っていうことです。タイトルはおなじで。サブタイトルに『~(へん)』ってつける感じで」


 ア「じゃあ『【異世界転移】をやってみた』の長編が、【完結済かんけつずみ】のものと【連載中れんさいちゅう】のもののふたつになるってコトね」


 セ「そうですね」



   ~4.『おわりのあいさつ』~



 セ「はい、以上いじょうで今回のご連絡(れんらく)わりとなります」


 ア「ここまでおつきあいいただき、ありがとうございました」


 セ「本編ほんぺんのほうにつきましては、およそ一年(いちねん)の連載となりました。小説しょうせつのクオリティのほうはかなり不安ふあんがありますが……もし、最終話(さいしゅうわ)までんでくださったかたがいましたら、うれしくおもいます。重ねてお(れい)を申しあげます。ありがとうございました」


 ア「ありがとうございました。……で、ですね」


 セ「ここから先が反省会(はんせいかい)になるわけですが」


 ア「注意(ちゅうい)です。『反省会』には小説『【異世界転移(いせかいてんい)】をやってみた』の書き手である『とり』の弱音(よわね)やグチが多分(たぶん)にふくまれます。また、制作中(せいさくちゅう)事情じじょうや、作中(さくちゅう)のエピソードにまつわる内容(ないよう)も出てきます(『ネタばれ』もあります)。キャラクターや本編(ほんぺん)のイメージをこわす可能性(かのうせい)もあります。なお、『反省会』には『おわりのあいさつ』はありません。言いたいことだけを言ってわる、という内容ないようになっています。『それでもいいよ』というかたのみ、この先におすすみいただけるとさいわいです」


 セ「では、この先、反省会にうつります」



   〇



   ~『反省会(はんせいかい)』~



 ア「……あのさ。プロット作れやってはなしなんだけど」


 セ「作らなかったのには事情じじょうがあります。(とう)小説しょうせつは『【異世界転移(いせかいてんい)】をやってみた』という看板(かんばん)をかかげているとおり、書き手の『とり』は、現在【異世界転移もの】とばれているジャンルの王道(おうどう)をいってみたかった」


 ア「それと物語(ものがたり)骨子(こっし)を作らなかったのにどういう関係があるのか」


 セ「詳細(しょうさい)はいくらか()せますが、ここで言う【異世界転移(いせかいてんい)もの】というのは、【チート】や【ハーレム】【無双(むそう)】といった要素ようそをふくむ、『冒険(ぼうけん)ファンタジー』のことです。【現実】では()えない少年しょうねん少女しょうじょが、ロール・プレイング・ゲーム的な異郷(いきょう)()・【異世界】に(わた)ることで、強力(きょうりょく)技能ぎのう獲得(かくとく)したり、魅力的(みりょくてき)な異性や仲間なかま最強(さいきょう)称号(しょうごう)や、それにつらなる名誉(めいよ)などをしいままにする。といった内容ないようが、こうした【異世界転移(または『転生(てんせい)』)もの】とばれるものの、おおまかな(なが)れかなあと」


 ア「『で?』っていう」


 セ「で、『とり』の物語ものがたりも、ヒロイン(おお)いし序盤(じょばん)最強さいきょうクラスの武器(ぶき)や技を手に入れるし、めっちゃ強力(きょうりょく)なボスたおすし、『とり』自身『わりと、王道おうどういってるんちゃうかな』と。でも、なんかこう……『書こうと(おも)うてたんとちがう』みたいな感じがあって」


 ア「まあ、すくなくともハーレムとかはいわね」


 セ「そう。『とり』がプロットを()まなかった理由りゆうはそこ。主人公(しゅじんこう)のへっぽこ太郎(たろう)こと【ユノ】が、おんなからきゃあきゃあ言われるエピソードを書いてみたい。が、こう……初回(しょかい)のエピソードを書きこすまえに、『スタートはこうする。結末(けつまつ)はこうする』ていどの構成はしていて、その時に、いくらかの女子(じょし)キャラも『このへんで登場(とうじょう)させるか』くらいは決めていたのですが……」


 ア「が?」


 セ「出てくるヒロインが、まあ、ほんとに、ちょっとだけ『()つよいかなあ』なんて。すくなくとも『え? こいつらどーやったら主人公しゅじんこうれてくれんの?』みたいな感じで。『……勢いだけで書いてたらいつかそれっぽい展開(てんかい)になるんちゃうか?』って考えるに至り、『プロットを作らない!』という決定(けってい)相成あいなりました」


 ア「主人公に女子じょしウケするような設定を()ろうって発想(はっそう)にはならなかったのか」


 セ「むりです。【ユノ】ってそんな感じじゃないので」


 ア「で、結果(けっか)としていきおいいだけでやっても、ハーレムにはならなかったワケだけど」


 セ「かわいそうに。【ユノ】には永遠(えいえん)にモテないの(のろ)いが掛かっているのでしょう」


 ア「女子キャラの人格(じんかく)多少たしょうおさえつけてでも『それっぽいセリフ』を言わせるとかは?」


 セ「すこし考えました。でも『とり』の書くヒロインたちがいきなり【ユノ】に()びを売りだすところを想像したら『こいつらほめ言葉(ことば)一回(いっかい)につき百万円(ひゃくまんえん)あげるよって言われてんのかな』って、書き手自身(じしん)具合(ぐあい)わるくなったので、だめでした」


 ア「じゃ、今後はキチッとはなし筋道(すじみち)をたてて、ハーレムなんぞ気にせずに、物語ものがたり焦点(しょうてん)いて執筆(しっぴつ)をすすめていくということで」


 セ「まあ、しんどくならないレベルで話の骨組(ほねぐ)みは準備(じゅんび)しておこうとはおもっています」


 ア「ほかに反省点(はんせいてん)ってある?」


 セ「これ以上(いじょう)は言いだせばキリがなくなってしまうので、このへんでお(しま)いとさせていただきます」


 ア「そう。じゃ、おつかれさま」


 セ「おつかれさまです。ところでアイさん」


 ア「……なに?」


 セ「一回(いっかい)につき百万ひゃくまん円あげるんで、【ユノ】(さま)にゴマすってやってくれませんか?」


 ア「絶対ヤダね」




                             〈完〉





 んでいただいて、ありがとうございました。




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