七、質問攻め
そういえば、主人公たちはしっかり服を着ています。ローブ着てます
主人公の過去編書いてみたい
おはよう、風呂にはいるためにお湯をためるのに時間がかかるから寝ていたがたまったようだ。水浴びや魔法で綺麗にしたことしかないから楽しみだ。
「たまりました。先にどうぞ」
「ありがとう、エル」
「服のまま入らないでくださいね」
「分かった」
人間は裸で風呂に入る、その前にシャワーというものを浴びるらしい。汚れを落とし、風呂に入る。
疲れがとれていくと思うくらいよかった。また入りたい。
「風呂はよかったな」
「えぇ、もっと早く知りたかったです」
「もうそろそろご飯の時間だぞ!」
「お腹が空いてきましたね」
部屋までいい匂いがする。肉の匂いだ。食べたい。楽しみだ。ご飯を食べに行くために下の
"木漏れ日食堂" というところにいく。階段をおりた先だ。近い。
木漏れ日食堂についた。ご飯、ご飯。あそこが受付?行ってみるか
「いらっしゃい、この宿のお客さんかい?」
「そうだ、食事つきだ」
「それなら今日のご飯はハンバーグセットだよ」
「ハンバーグ?なんだそれは」
「肉を丸めて焼いたやつさ、見ればわかる」
そこの空いた席に座る。ハンバーグとやらを待ちきれないな、肉を焼いたやつはドラゴンの時でも食ったことはあるが、焦げて不味かった記憶がある。そう考えているうちにハンバーグがきた。
「おまちどうさま、ハンバーグセットだよ、うちの自信作さ」
「ありがとう」
白いほかほかしたものは米、肉はハンバーグそして野菜。美味しそうだ。米が食べたことがないがどんな味がするんだろう。楽しみだ。
「じゃあ食べるか」
「えぇ食べましょう」
「うまい!今までで一番美味しい!なぁエル!」
「本当ですねすごく美味しい」
米は美味しく、他のものと食べるとやみつきになる。ハンバーグは食べると肉汁があふれでて美味しい。そのまま食べてもいいが、デミグラスソースというものを掛けるとさらに美味しい!
「永遠に食べていられるな!」
「飽きが来ない味です、とても美味しい」
お気に入りのご飯だ。また食べたい。この街に来て本当によかった。
「ふぃー美味しかったな」
「とっても美味しかったです」
お皿を返し終え、部屋へ戻る。そろそろねる時間だ。だが、明日の予定をたてる。
「明日は依頼をたくさん受けようと思う」
「お金も足りないですしいいですね。あと早めにこの宿を取っておきましょう、ギリギリでしたから」
「了解」
では明日に備え寝ることにする
おやすみ
おはよう、いまはろく時だ。鳥の声で目が覚めた。エルはまだ寝ている。今のうちに少しだけ依頼を受けにいこうか。
「おはようさん、ずいぶんと早いね、朝ごはん食べていくかい?」
「いいのか?お金もってないぞ」
「いいのいいの、といってもパンを焼いたものしかないけどね」
ハッハッハと豪快に笑い飛ばす、食堂のおばちゃん、ついていくとカウンター席に座るよう言われた。
「はいどうぞ、パンだよ」
「ありがとう」
食べるとサクッと音と食感がたまらない。表面はサクッと中はふわふわのパンがあり美味しい。バターを塗ってもいいと言われて塗るとバターと合わさって美味しい。
個人的にはしっかりバターが染み込んだときが好きだ。
「若いからしっかり食べておくんだよ」
「分かった。とても美味しかった」
「よかった、そういえば何しにいくんだい?」
「依頼を受けにだ」
「はー、若いのにご苦労さん」
見た目の何十倍も年をとっているのだがな。朝ごはんを食べさせてくれたおばちゃんに礼をいって、ギルドにいく。やはり朝だから人が少ないな。
ギルドにつくと受付さんがいた。朝から早いな。ギルドには誰もいない。
「おはようございます」
「おはよう」
挨拶を交わし依頼板を見に行く、ゴブリンと薬草は受けるとして他には……草原ウルフか。持っていくのは両方の牙か。それも十匹。場所は初心者の草原か。受けるか。
「これ受けます」
「はい、エルさんもご一緒ですか?」
「そうだ」
「はい、分かりました、ありがとうございますあっそうだラトさん、討伐の証以外の物はどうしてますか?」
「燃やす」
「そうでしたか。それでしたらあちらの "解体・買取屋" にて物を出していただくとこちらが買い取ることができます。余裕がありましたら討伐の証以外の物を持ってくることをオススメいたします」
「そうか、教えてくれてありがとう」
「どういたしまして」
通称、解取屋で売ると。なるほど、これでお金は稼げるか?宿ぶんを稼げればそれでいいが。
「じゃあまたあとできます」
「お待ちしております」
さて、宿に行きエルを起こしに行くか。怒られないか心配だが、大丈夫だろう。きっと。
そーっと部屋に入るとまだ寝ているエルがいる。起こすか。
「ぉーぃエル、おきろ七時だぞー」
「あ゛?」
「怖いから早くおきろ」
「…………あぁ」
ふぅー冷や汗かいた。どす声だったが怒られずにすんだ。エルは朝弱いからな。それで何人ものドラゴンが被害にあったか。蹴られたり殴られたり。怖い。
「おはようございます」
「おはよう、依頼受けてきたからさっさといくぞ」
「わかりました」
なんとかエルを起こし、初心者の森へいく。ゴブリンは十体倒して使える部位は角しかないらしいので死体は燃やしておく。薬草は根っこから。
「もう一つ依頼がある」
「なんですか?草原ウルフ?」
「そう、初心者の草原にいくぞ、討伐の証は牙だ」
初心者の草原は森のすぐ近くにある。広い草原だ。早速サーチをかけてウルフが密集している場所へ向かう。十二匹か。少し多いが売れる部位は多いのでラッキーだ。
「俺六」
「私も六ですね」
早速威圧で殺す。あとは牙を抜けば完璧だ。手がほとんど血で汚れないし、疲れない。エルも終わったみたいだ。
「あ、エル、死体は燃やすなよ」
「なぜ?」
「お金になるからだ」
死体を全てアイテムボックスに入れギルドへ帰る。これで依頼は全て完璧だ。まだ午前の八時半だ。ギルドへ戻り討伐の証を預ける。
「……はいこれで完了です。報酬をお渡しします」
「解取屋はあれであってるか?」
「はい、そうです」
「ありがとう」
そのまま出しても大丈夫か心配だ。少し広めのカウンターだから大丈夫だろう。
「ようこそ、解体か?買取か?」
「両方で」
「渡す金から引くから金は大丈夫だ」
「では、ここで出していいのか?」
「不安だったら解体台で一気に出せ」
「分かった」
部屋の奥の方に解体部屋があり、真ん中に解体台があった。そこに十匹分の草原ウルフを出していく。
「おぉ!これは鮮度がいい!今さっき狩ってきたかのような。とても素晴らしいな」
「では任せるとするよ」
「おうまかせな。傷が見当たらないから高く売れそうだな」
おっちゃんに任せて、他の依頼を見てみるか。草原レッドウルフ、スライムか。草原レッドウルフは草原ウルフより少し強いらしい。名前の通り真っ赤な毛皮らしい。スライムはからだの中にある核を刈ればいいらしい。
「おう!出来たぜ」
「早いな、それでどうだ?」
「通常なら一万というところだが大変綺麗な状態だからプラス三千だ。合計一万三千円だ」
「おぉありがとう」
昨日の倍だな。草原ウルフ、いいなぁ。明日も狩るか。待ってろよ。
「ラト、少し待っていてください」
「どうした?エル」
「宿の手配をしておこうかと」
「一部屋でいいぞ」
「わかってます」
いってしまった。暇だ。その辺の椅子に座るか。
朝だから全然人いないなー。おや?こっちに向かってくる男がいる。依頼か?
「おはようございます」
「あぁおはよう、指名依頼はあるかい?」
「今日は珍しく無いです」
「おぉ!!休日だ」
指名依頼を受けるほどランクが高いのか。すごいな。その男はそのままギルドを出ると思いきやこちらに向かい、席に座ってきた。なんだこいつ
「おはよう、俺の名はフェント、お前は」
「ラトだ。何の用だ?」
「いやー何しているのか気になってね」
「連れを待っている」
「家族か?」
「違うが、長い付き合いのやつだ」
「えっと君何歳?」
「五桁はあるな」
「まじか、大分年上だな。ということは連れも?」
「そうだ」
フェントはあれこれ質問してくる。答えられないのもいくつかあったが。いいだろう。そうしているうちにエルが戻ってきた。
「ラト、その方は」
「フェントだ。俺らと同じ冒険者だ」
「よろしく」
「私はエルです。よろしくお願いします」
そのあとエルも加え質問会をやった。こいつは質問がつきずに絶え間なく質問してくる。答えているうちに十一時半になってしまうくらいに。
「おっと質問しすぎた。用事があるからじゃあな」
「また」
「嵐のような人ですね」
「ほんとだな」
こんな時間なので稼いだお金を使い昼ご飯をたべに大通りにある屋台へ足を運ぶことにした。始めてきたときからいい匂いだったから楽しみだ
ラトの威圧は全ての器官を再起不能にさせます。傷が残らないのでどう殺したかわからない。
本気だせば竜を骨ごと潰せる。ペラっペラに。