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好きな子がいる人なら? 誰にでもある嘘がキミを深く追い込んだ!

作者: 七瀬





僕は、同じクラスの女の子、西尾さんにこんな事を言ってしまった!


『高道君って? 田原先生と誰にもバレず付き合ってるみたいだよ!』

『えぇ!?』

『まあ、田原先生は? 確かに結婚もしているし! 子供もいるけどさ~!

案外、恋愛になると大胆だよねぇ~ 生徒と付き合ってるんだからさ~』

『・・・それって? 本当の話なの、、、?』

『・・・まあ、あぁ、そうだよ!』

『・・・・・・』

『この事は、二人だけの秘密ね! 大事おおごとにしたくないから!!!』

『・・・ううん、』



僕は、咄嗟に僕が好きだった西尾さんに嘘の話をしてしまった、、、!


西尾さんは、、、?

高道君の事が好きだという噂をこっそり僕は聞いていたからだ、、、!



そんな僕の名前は 『馬場 りおん』16歳の高校生だ!

こんな事、、、卑怯なやり方なのかもしれないけど、、、?


それでも、僕は西尾さんを高道君にどんな事があっても奪われたくなかったんだ!

結構、二人はクラスの中でも仲がイイから、二人が付き合ってるんじゃ

ないかと、噂されていたしね、、、!


・・・それに僕が適当に、西尾さんに思いついた話をしただけだから、、、。


【僕の嘘が、直ぐにバレてしまうだろうと思っていたのに、、、。】



でもまさか、、、!?

僕が思ってもみない展開になってしまった、、、!


 

次の日、僕が登校すると、、、?

僕のクラスが朝からざわざわしている、、、!


僕は、仲がイイ神田から呼ばれてこんな話を聞いたんだ、、、!


『おーい! 馬場! 早くこっち来いよ~!』

『これ、なんなんだよ! 朝から~! ざわついてるけど、、、?』

『実はな! 高道と田原先生が付き合ってたんだって、、、!』

『えぇ!?』

『田原先生さ~いいよな~! 綺麗なお姉さんって感じの先生で、、、!

でも結婚して! 旦那も子供もいるのに! よく生徒に手を出せたよな~!』

『・・・その話ってさ~! 本当だったの、、、?』

『あぁ! 今、高道と田原先生が校長室で校長先生と高道の母ちゃんと4人で!

話をしているみたいだぞ!』

『マジかよ!?』

『なに? 焦ってんだよ馬場!』

『・・・別に、焦ってねえーし!』

『しかし? 二人とも、どうなるんだろうな、、、?』

『あぁ、』




・・・僕は、そう言うと、、、?

直ぐに、教室を見渡した...。


何より一番気になったのは、、、?

西尾さんだったからだ、、、!


僕が西尾さんの方を見ると、、、。

かなり、ショックだったのか、、、?

下を向いて、ずっと顔を上げない、、、!



高道君と田原先生の噂は、、、?

本当だったんだ、、、!



僕が、咄嗟についた嘘の話が実は、、、? 

・・・本当の話だった事...。




あの後、、、。


田原先生は、この学校を辞めたんだ、、、!

高道君は、1か月間の停学処分。


それに、、、?

西尾さんは、あまりのショックからなのか、、、? 

学校を休んでいる、、、!



僕らは、西尾さんが心配で学校帰りに西尾さんのお見舞いに行ったんだ!


【ピーポーン】


『はーい! あら? 皆でお見舞いに来てくれたの、、、?』

『はい! 西尾さんは大丈夫ですか、、、?』

『それがね! あの子、元気がないのよ! さあさあ~中に入って~!』

『はい、お邪魔しまーす!』




僕たちは、2階にある西尾さんの部屋へ。


『お友達が、お見舞いに来てくれたわよ~入るわねぇ~!』

『・・・ううん、』

『さあさあ~入って~!』

『西尾さん! 大丈夫なの?』

『まだ、少し体調が悪いみたいだけどね、、、!』

『・・・そうなんだ。』



・・・それから、10分ほどすると、、、?

仲がイイ3人で、西尾さんのお見舞いに来ていたのだけど、、、?

2人が用事があると、先に帰ってしまった、、、!


『ごめんね! 早く良くなって、学校に来れるといいねぇ~!』

『ううん!』

『じゃーあな~! 西尾!』

『うん、またね!』



そして、僕と西尾さんの二人きりになった、、、!


『あのさ、なんで? 馬場君、高道君と田原先生が付き合ってた事、、、。

知ってたのかな、、、?』

『・・・えぇ!?』

『その事って? 誰も知らなかった事だよね? どうして、知ってたの?』

『それは、、、それよりね、、、西尾さんと高道君の関係は、どうだったの?』

『えぇ!?』

『二人は、付き合っていたって、、、?』

『・・・その話! 誰から聞いたのよ!』

『えぇ!?』

『私は、高道君とこっそり付き合っていたわ! 高道君が誰にも言わないで

ほしいって! 言うから、、、私は。』

『えぇ!? 高道君が二股してたって事、、、?』

『・・・ううん、しかも? 本命は、田原先生の方だったみたいだけどね!』

『でも! それって、不倫じゃん!!!』

『・・・うーん、私はね! 高道君の事が本当に大好きだったのに、、、。』

『・・・ううん、分かるよ。』

『それなのに、それなのに、、、。』

『泣かないでよ! 西尾さん。』

『何もかも全て! 馬場君が悪いんだからね! あんな事、私に言わなか

ったら、、、? 私は今、こんな事になってなかったんだから、、、!』

『えぇ!?』

『私! 一生、馬場君の事! 許さないから!!!』

『・・・・・・』



僕は、西尾さんからそんな話をされて、ショックで家に帰った、、、!


まさか、、、!?

【西尾さんに全ての責任は、僕だと言われたからだ!】



こんな事なら、、、?

あんな話を、しなければ良かったのに、、、。


後悔しても、もうどうしようもなかった、、、!





数日後、、、。

西尾さんが、学校に来るようになったけど、、、?


未だ、僕と目も会わせず一言も話してくれていない。


『・・・うーん、僕はどうしたらいいんだろう?』




最後までお読みいただきありがとうございます。

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