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イマゴロセツナ 詩集

欠けた瞳

作者: keisei1

 

 欠けた耳に 欠けた瞳に 欠けた鼻なんて


 「例え」だけれど 今の僕にはやけにリアル 胸が痛い


 

 成績上々 ルートに乗って 大学進学


 それはそれで 立派なんだが 彼女は でも 振り向かない



 激しい恋したいけど それは所詮夢の中


 熱い恋がしたいけど 僕の身の丈に合わず



 彼女とLINE 交換するチャンスあっても


 少し身が引き 言い出せなくて 不甲斐ないやら 情けないやら



 せめてファンファーレ 僕のために奏でておくれ



 黒い髪の君が笑う その姿を 見ているだけで


 僕は幸せなんだと 言い聞かせてみてはしても


 揺れる君の後ろ姿 魅力的で 息を飲むほど


 見つめるだけで 幸せだと 自分堪えてみても


 君にアタック!



 僕は僕で頑張っているのだけど


 いつ花が咲き 春が来るのか先が見えなのであります


 だけれども嘆き節をポツポツこぼしても始まらないので 



 身が燃える恋がしたいけど 僕は時に盲目で


 体熱い恋したい だからそこそこ遠慮し



 激しい恋したいけど それは所詮夢の中


 熱い恋がしたいから 僕は心に決めます ハッ!



 僕は覚悟を決めます 僕は覚悟を決めます



 響けよ  ファンファーレ



 教室から出る君へと 僕は駆け寄り 声をかけた


 彼女は少し 不機嫌そう それでも僕伝えます



 「前から好き」だと告白 彼女は少し微笑んでくれた 


 手応えはなく それこそ 欠けた目をしていたけれど


 それでも僕は満足



 伝えられたんだから


 僕は変わった


 あとは神にお任せ


 実れ この恋よ


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