表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/27

#1 マッケンジーとディーサイド 5

警視庁捜査一課から退職し探偵社を立ち上げ、その後引退した男が血なまぐさい生活から切り離された落ち着くBARを見つけたところから始まるストーリー。


縁を切ったはずの世界から舞い込む事件がまとわりつく……


BARから出ずに推理するテレワーク探偵のミステリー。

「他に調べてきたことは?」

 

「役員の男は奥さんと二人の子どもがいるそうで。現在はどちらも成人し、奥さんとは別居中で都内のマンションから離れ、横浜の方にある別邸からここ何年からは出勤していたみたいですね」

 

「どうして横浜にもう一軒持ってたの?」

 

私の質問に対して間を置かずに彼が返す。

 

「元々横浜育ちらしいですよ。東京より馴染み深い土地の方が住みやすいんでしょうね」

 

「だから奥さんに都内の家を譲って自分は横浜の方に戻ったってことか」

 

「そして誰の目の届かないところで不倫をしていた、ということです」

 

子育てが終わり、妻とも別居しても金に困らず時間を持て余す男のとる行動としてはよくあるパターンに思えた。

「離婚が成立してたって話は?」 

 

「いえ、どこからもそんな話は出ていません。きっとする気はなかったんじゃないかと」

 

半ば呆れ気味に答える彼の気持ちもわからなくはない。火遊びで火傷をせずに終われるなんてことはほぼない。おそらく離婚するしないで揉めていたのだろう。それで今回の件に発展したのだ。

 

「そして誰もいなくなった、か…」

 

アガサ・クリスティのミステリーのタイトルを思わず口にしたくなるのも無理はなかった。犯人かもしれない人間が行方不明なのだ。

次回へ続く

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ