#4 山崎五十年 11 (#4ラスト)
警視庁捜査一課から退職し探偵社を立ち上げ、その後引退した男が血なまぐさい生活から切り離された落ち着くBARを見つけたところから始まるストーリー。
縁を切ったはずの世界から舞い込む事件がまとわりつく……
BARから出ずに推理するテレワーク探偵のミステリー。
「先生、ありがとうございました」
男が護送されていったあと、本山さんは深々とお辞儀をした。
「いやいや、私はただオレンジビアを飲んでいただけだから。それより……大丈夫だったの?」
先生は恐る恐る質問したが
「はい、私結構、身体丈夫なんで」
と本山さんが返した。
「いやそうじゃなくて、リュックごと投げ飛ばしてたけどあいつ空き巣だったってことはあの中身って……」
そこまで言われハッとした彼女は警察が回収しそびれたまま地面に落ちたままの黒いリュックを勢いよく開けたところ
「あああああああああああああ!」
そこには投げ飛ばした勢いで見事に割れた山崎五十年の姿があった。
「先生ええええこれどうしましょおおおお?保、保険てこの場合適用されるんですかねえええええ?」
半泣きの本山さんに対して
「ど、どおかな……投げたの本山さんだからなあ……。」
としか先生は返せなかった。
「そんな……もしもし、オーナーですか?山崎が、山崎がああああああああ」
泣きながらオーナーに電話する彼女に電話和口のオーナーは困惑の声を上げるばかりであった。
次回へ続く




