表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/49

♯3 悪魔の実取り分 10

警視庁捜査一課から退職し探偵社を立ち上げ、その後引退した男が血なまぐさい生活から切り離された落ち着くBARを見つけたところから始まるストーリー。


縁を切ったはずの世界から舞い込む事件がまとわりつく……


BARから出ずに推理するテレワーク探偵のミステリー。

向こう側から笑い声が聞こえてくる。

「まあもちろん、やってる場合じゃないんだけどな。なんだろうな、ジンクスっていうのかな」 

 

「ジンクス?」


「厄介なことになりそうな仕事の時、お前と絡むとなんとかなりそうな予感というかなんというか」


 その言葉の後から急に彼の声が小さくなる。


「ここだけの話なんだけどな、俺はこの件、事故じゃなく事件だと思ってるんだよ」


 ぽそっと核心につく言葉が飛び出る。


「おいおい、そんなの漏らしていいのか」


 こちらも声が小さくなる。


「ああ、実はこの事件が起こる前にネットで脅迫めいた書き込みがあったりしてな。リハには会場へ搬入中の照明が壊されていたり。本番巣時間前にはバックバンドのスタッフが指を怪我して演奏できなくなってしまったり」

 

「で、とうとう本番では人が倒れてようやくそっちの出番か」

 

「ああ、それでこうしてここまで来たってわけだ」

 

「あの倒れたボーカル、何があったのかわかったのか?」

 

私の質問に電話の向こうで彼は中継が途絶えた前後のことも踏まえてこっそりと私に説明してくれた。

次回へ続く

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ