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きゅう



「───その後、雨が降るたんびに外に出て、水たまりをじゃぶじゃぶ踏んだんだけど、その『アメノミヤコ』ってところに行ける水たまりはなかったのよね~」

「へ~!わたしも行ってみたいな~アメノミヤコ!」


 少女は母親の話に耳を傾けながら『雨音』と書かれた小瓶のコルクを開けた。小瓶の中からはサアアアと、小雨が降るような音がした。

 すると。




 ─────パラッパラパラ…パララララ………




 小瓶からではない雨音が、窓の外から聴こえてきた。


「あら、雨が降ってきたわね」

「!雨がいっぱい降ったら、水たまり探しに行く!アメノミヤコにわたしも行く!」

「ふふ、あらそう。見つかるといいわね、アメノミヤコ」

「ママが行けたのなら、わたしもきっと行けるよ!だって、ママの娘なんだから!」

「そうね…私の娘だもんね。きっと見つけられるわ」

「うん!絶対見つけるよ!」


 少女はそう言って強く頷き、コルクの開いた『雨音』の小瓶を見つめた。





 透明でからっぽの小瓶からは、優しい雨音が響いていた──




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― 新着の感想 ―
[良い点] 物語の世界に引き込まれますね。 とても面白かったです。 絵本童話にしたいお話ですね。 (´∇`)
2022/09/13 17:44 退会済み
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