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第四十二話 旅立ちの前に(説明回)

第四十二話です!説明回なので、読み飛ばしてもらっても問題ありません!

凝った説明が欲しいよー!という方は読んでいって下さい。

 3日後。僕たちは返事を伝えるため、ウォードさんにまた、ギルドマスターの部屋に呼び出されていた。その結果…


「僕は…王都に、行きたいです」


「「私たち、行きたい!もっと強くなれるんでしょ!?」」


「王都…ククク、懐かしい…行かせてもらおう」


「ぼ、ぼくは…遠慮させて貰います…ごめんなさい……」


 僕、マール、リール、そしてシュヴァルツさんは王都に行くことになった。クレイくんは行かないらしい。王都は遠いから、クレイくんの性格的に不安なのだろう。


「よし、分かった。じゃあ手続きやら説明やらがあるから、王都に行く4人は残ってくれ。クレイも、気が変わったらまた言ってくれ」


 包帯が外れ、両腕が動かせるようになったウォードさんがそう言って、クレイくんが扉を開けて部屋から退出する。そしてその扉が閉まった後、ウォードさんが今後の工程を話し始めた。


「よし…じゃあ、今後のことを話すぞ。まず、今から2週間後…このギルドから王都へ向かう馬車が出る。で、そこからいくつかの町を経由してさらに2週間かけて王都に向かってもらう」


 なるほど、つまり今から大体1ヶ月後に王都につくわけだな。


「そして今から2ヶ月後…学園で試験が行われる。まぁ、場所とか詳細は行ってから伝えるから安心してくれ」


 ふむふむ、2ヶ月後に試験か…って、ちょっと待て。


「あのー、その間の1ヶ月間って、僕たちはどこにいればいいんでしょうか?」


 王都は宿の値段…というか物価も食堂も、すべてが高いと昨日父親から聞いた。そこで1ヶ月も自費で生活なんてどれだけのお金が必要なんだ…


「あぁ、安心してくれ。ギルドの総本部が泊まる所とか食費は試験の結果が出るまで面倒見てくれるらしい。本当、どこから金出てるんだか」


 冒険者ギルド太っ腹過ぎない!?それはありがたいな…でも、その心配がいらないなら王都を見てまわったりも出来そうだ。


「で、試験が終わって結果が出るまでさらに1週間…で、帰りもまた2週間かけて帰ってきてもらう。だから…合計7週間この村から離れることになる」


 大体2ヶ月弱か…


「まあ、試験に合格したら3年間は王都にいることになるから、あんまり関係ないけどな!」


 まぁ、確かにそうだ。他の3人も頷いている。


「で、今からこの書類にサインして欲しいんだが…」


 そう言って差し出してきた紙には、


・王都に来たらちゃんと試験を受けてね!

・試験に合格したら、絶対学園に通ってね!お金はこっちが持つから!

・王都に来てからは国が面倒を見るよ!………


 というような内容が書いてあった。

 僕たちはそれをちゃんと確認し、書類にサインをする。その後、学園についてのパンフレットが配られ、家で読んでおけと言われた。


「じゃあ、次は出発の前日の朝にまた来てくれ。その時にまた詳細な話をする」


 そして、今日は解散となった。


 その後、僕たちは少し話した後にそれぞれの家に帰った。


 家に帰った僕は、ウォードさんに言われた通りにパンフレットを読み込んでおいた。パンフレット曰く、


・学園は実力至上主義。平民や貴族などの身分は関係なく、その個人の強さによってクラス分けがなされる


・クラスは生徒の実力で分かれており、


 学園内での実力が一番低いEクラス

 Dランク冒険者くらいの実力はあるDクラス

 平均的な実力のCクラス

 騎士団クラスの実力ををもっているとされるBクラス

 学園最強で王家直属の騎士団に入れるレベルの実力を持つAクラス


 となっている。

 

・冒険者コースで入学したものは、必ずCクラス以上からスタート。1クラスあたり20名で、1学年の合計人数は100人となっている


・半年ごとにクラス替えがあり、実技試験や筆記試験でクラスが上下する


・クラスのランクが高い者ほど優遇されている


 と言ったことが書いてあった。つまり要約すると…強いやつほど偉い、というのがルールということだ。


 それ即ち、強くなるためには、今のうちにある程度強くなっていた方がいいということ…


 よし。明日から、また本気で特訓しよう。

ということで、次回からはまた特訓回となります!!次はラルクがどう化けるのか…乞うご期待!

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