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第二十一話 シルクズブートキャンプ その2

第二十一話です。総合ポイント200まであと少し!応援よろしくお願いします!

 4日目


 今日はスキル『分身』を手に入れた。これの詳細は、



スキル『分身』最大レベル7


取得条件  1秒間に同じ場所を10往復する

      『神速』レベル5以上


効果    自身のステータスの5%の強さの分身

      をスキルレベル×3体まで作り出す


スキル適正ジョブ 奇術師 忍者 etc.



 こんな感じだ。ちなみに適正ジョブだと出せる分身の量が2倍になる。つまり僕は4倍だ。

 僕には『武芸百般』があるので、めちゃくちゃ簡単に取得できた。というか多分なくても取れた。


 そしてレベルアップの条件が、


「出せる『分身』全員でスキル獲得条件を満たす」

「スキルレベル+4のレベルの『神速』を持っている」


というもの。普通なら前者が自身の5%の力しか出せないので難しいが…僕には『武芸百般』があるので、とても簡単にレベルアップすることができた。


 昼頃になるまでに、簡単にレベル4にすることができた。これ以上は『神速』のレベルが足りない。


 結構速く終わったので、次の特訓の内容をシルクさんに聞きにいくと、


「今日はもう帰って休んでいいよ」


 と言われた。なぜだ…?と思い尋ねると、彼女はこう告げた。


「明日から本格的に地獄が始まるからね☆嵐の前の静けさってやつさ!」


 僕、もしかしたら死ぬかもしれない。



5日目




6日目


2&¥;&&:):(:(¥/@-?.),¥?;&/!(解読不能)


7日目


もういやだたすけて


8日目


おかあさんにしんぱいされた。

だいじょうぶもうなれたよ


9日目


 やっとこの地獄にも慣れた。

 なにが『地獄』なのかというと、分身との『共感覚』のようなものだ。

 この『共感覚』、分身の感じたことや状態が少しこちらにも付与されるというものだ。 

  例えば、分身が怪我をしたらこちらは少しその箇所に痛みが走ったり、美味しい物を食べたら少し美味しい味がこちらの口にも広がる…と言う感じだ。


 つまり何が言いたいかというと…数にしてまさに36体の分身の疲労がこちらに少しずつ蓄積されていくのだ。

 いや、まだこちらはマシな方だ。もっとヤバいのは、『彼らが特訓中に気絶した時』だ。


 結構分身たちにはハードな特訓をさせていたので、しょっちゅう彼らは気絶する。そしてその度に、あの想像を絶する不味さのポーションを飲ませるのだ。そしてその味が僕の口の中に広がる。

 

 気絶するほどではないが、逆にそれが仇となり僕はあまりの不味さに身悶えする。それが36体分だ。

 これを地獄と言わずして他の何を地獄と言おうか?


 しかし、そんな地獄のような特訓を乗り越えた僕は、たったの5日間でステータスに影響してくるスキルである「基礎スキル」に分類される

『剛力』LV5『頑丈』LV5『精密動作』LV5

 だけでなく、


ステータスに影響しない「通常スキル」に分類されるスキルでは


物を壊すのに特化したスキル『粉砕』LV3

相手との距離を一瞬で詰められるスキル『縮地』LV3

全ステータス1の分身を沢山作り出すスキル『影分身』LV3

高く飛べるようになるスキル『跳躍』LV3

転倒時にすぐ動けるようになるスキル『受け身』LV3

高い威力の攻撃を受け流すスキル『受け流し』LV3

精神の疲労を軽減するスキル『鋼の心』LV3

肉体の疲労を軽減するスキル『鋼の肉体』LV3


というようなこれら最大レベル5のスキルと、


剣を上手く使えるようになるスキル『剣術』LV4

近接戦闘において基本のスキル『体術』LV4

相手の動きを読み取るスキル『見切り』LV4

フェイントを入れるスキル『フェイント』LV4

思考が速くなるスキル『思考加速』LV4

一時的に身体能力を大幅強化するスキル『覚醒』LV4


というこれら最大レベル7のスキルと、


魔力を流して身体能力を上げるスキル『身体強化』LV5

魔力を放って相手を威圧するスキル『威圧』LV5

魔力を広げて敵を探すスキル『索敵』LV5

魔法の威力を上げるスキル『魔法強化』LV5


というこれら最大レベル10のスキルを獲得した。


また、通常スキルから派生してくるレベルを持たない「派生スキル」では、


一日一度だけ分身と本体を入れ替える『陽炎』

使うべきスキルがわかるようになる『第六感』

スキルの応用が可能となる『応用』

剣術の派生スキル『刺突』『反撃』『防御の型』

体術の派生スキル『一本投げ』『足払い』『袈裟固め』


を獲得した。


 そして、通常スキルが合わさってできた「統合スキル」では


『中級魔法・全属性』LV-


を獲得したのだった。


 そして更に!『武芸百般』がレベル2になっていたのだ!

 ここには詳細を記さないが、追加された効果がものすごいものだった!

 


 そして、その日の帰りにシルクさんから深妙な面持ちでこう告げられた。


「もう君は普通の冒険者よりも、結構強くなったはずさ。だから一旦、特訓は終わり。明日から本格的にクエストをして、実践経験を積むといいさ」


 確かに、ある程度自覚はある。


「そう…ですか」


「そんな寂しそうな顔しなくてもいいじゃないか?いつでも会いに来ていいんだよ?」


「っ…はい!また会いに行きますね。研究の手伝いはしませんが」


「ちっ」


 そんな問答をした後、僕たちは家に帰った。既に日は沈みかけていて、空を見上げると鳥たちは自分たちの巣に帰って行っていた。

 少し寂しかったが、明日から決意を新たに頑張ろうと思う。


 こうして、僕とシルクさんの特訓…シルクズブートキャンプは幕を閉じた。




ラルクの現時点のステータス(補正あり)


ラルク LV.8

職業:冒険者(運以外のステータスが15%上昇し、あらゆるノーマルスキルに対する適正を得る)


HP 1920

魔力 11867

力  2400

器用 1440

敏捷 9918

運  41


固有スキル『武芸百般』LV2


ノーマルスキル


基礎スキル

『剛力』LV5『頑丈』LV5『精密動作』LV5

『神速』LV8『魔力操作』LV10


通常スキル

『粉砕』LV3『縮地』LV3『影分身』LV3

『跳躍』LV3『受け身』LV3『受け流し』LV3

『鋼の心』LV3『鋼の肉体』LV3 『魔力回復』LV3

『不屈の精神』LV3『分身』LV4『剣術』LV4『体術』LV4

『見切り』LV4『フェイント』LV4『思考加速』LV4

『覚醒』LV4『身体強化』LV5『威圧』LV5

『索敵』LV5『魔法強化』LV5 『投擲』LV5

『体力回復』LV5 『気絶耐性』LV5『渾身の一撃』LV6


派生スキル

『陽炎』『第六感』『応用』『刺突』『反撃』『防御の型』

『一本投げ』『足払い』『袈裟固め』


統合スキル

『初級魔法・全属性』LV-

『中級魔法・全属性』LV-

はい。ラルクがバケモノと化しております。

ちなみに補足ですが、『鑑定屋シルク』は基本Cランクくらいの人が行くお店です☆

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