第百五十九話 脳筋に染まっていく
第百五十九話! こわれちゃったぁ!
……はっきり言おう。この一年の特訓で、僕は相当強くなった。その結果が……強くなった、今のステータスがこれだ。
ラルク LV.106
職業:冒険者
HP 106000(942000)
魔力 106000(942000)
力 106000(1018000)
器用 106000(1590000)
敏捷 106000(1620000)
運 91
固有スキル 『武芸百般』LV5
ノーマルスキル
基礎スキル
『剛力』LV13『頑丈』LV13『精密動作』LV13
『神速』LV13『魔力操作』LV13
通常スキル
LV3
『大嘘吐き』『夜目』『リトライ』
LV5
『粉砕』『影分身』『跳躍』『縮地』『分身』『当身』『ステータス鑑定耐性』『剣術』『見切り』『フェイント』『火炎耐性』『突進』『突撃』『空中歩行』『擬態』『アスレチック』『演技』『ねこだまし』『トリック』『システマ』『突っ張り』『バランス』『聴き耳』『明鏡止水』『トランス』『看破』
LV7
『投擲』『気絶耐性』『渾身の一撃』『カウントアップ』『思考加速』『身体強化』『衝撃』『索敵』『危機回避』『魔法強化』『魔力回復』『冷静沈着』
派生スキル
『陽炎』『第六感』『応用』『刺突』『反撃』『防御の型』『無重力』『水上歩行』『一本投げ』『足払い』『袈裟固め』『意思を継ぐ者』『ワンモアチャンス』『詐欺師』
称号系スキル
『チャージゴートの覇気』『ホーンラビットの覇気』
『タックルウールの覇気』『リザードマンの覇気』
『レッサーフレアリザードの覇気』『マグマスライムの覇気』
『レッサーフレアリッチの覇気』『ゴブリンの覇気』
『ウィンドウルフの覇気』『バトルコングの覇気』
『ボクサーカンガルーの覇気』『オーガの覇気』
『ワイルドウルフの覇気』『レッサーアースリザードの覇気』
『レッサーアースリッチの覇気』『ブロックロックの覇気』
『アスレチックモンキーの覇気』『エアモモンガの覇気』
『レインボーバードの覇気』『コンシールカメレオンの覇気』『アーマービートルの覇気』
『キラースタグビートルの覇気』『ジャンプスクオロルの覇気』『センスバタフライの覇気』
『レッサートレントの覇気』『インテリエイプの覇気』『ミノタウロスの覇気』
『ビックオークの覇気』『ロックリザードの覇気』
統合スキル
『初級魔法・全属性』LV-
『中級魔法・全属性』LV-
『上級魔法・全属性』LV-
『無詠唱・初級魔法』LV-
『無詠唱・中級魔法』LV-
『無詠唱・上級魔法』LV-
『修羅』LV-
うん、一つ一つ話そう。
まずは『頑丈』や『魔力操作』などの基礎スキル。全てのレベルが13まで上がった……が、14には上がらなかった。『反動』だ。レベル13の状態で全力を出した瞬間、体に激痛が走り動けなくなった。レベル上げもしないとな。
そして、その他のノーマルスキルも軒並み最大レベルまで上げておいた。
新しく得たスキルをざっと紹介しよう。
大ダメージを受けた時にHPが1だけ残る『リトライ』、嘘をつくのが得意になる『大嘘吐き』、夜目が利きやすくなる『夜目』。これがレベル3まで取得したスキル。
外界からの感覚的な刺激を遮断する『トランス』、『見切り』が少し弱めに常時発動しているのと同じ状態になれるスキル『看破』。ここまでがレベル5。
スキルを数えるスキル『カウントアップ』、感情の推移をある程度抑えることができる『冷静沈着』……この2つが、レベル7のスキルだ。
どれも絶妙に使いやすいスキルだから、腐ることは無いだろう。特に『看破』は急な戦闘に入った時に利用できるだろう。
派生スキルは、これまたクセの強いものが3つ追加された。
まずひとつ目、『ワンモアチャンス』。HPが1になった時に敏捷のステータスに補正がかかるというスキルだ。まあつまり逃げ延びてでも生きていれば次があるよってことだ。
そしてふたつ目、『詐欺師』。名前からは想像しづらいが、このスキルは人を騙すスキルではない。騙そうとしている相手の嘘を見破るスキルだ。
最後に、『無重力』。その名の通り、ほんの少しの間だけ重力を無視できる。といっても1秒程度だが、これがとんでもなく強い。戦闘中に変則的な動きを挟めるのは考えるまでもなく強い。
しかもこの『無重力』、自分だけでなく自身の周りの一定範囲内の物質にも効果を及ぼすことができるらしい。その範囲も一軒家ひとつ分くらいの大きさがあるため侮れない。つまり、全てが強い。
そして……1番最後、統合スキルの『修羅』。『覚醒』や『鋼の肉体』、『見切り』などのいわゆる戦闘時に使ういつものスキルをレベルマックスまで上げたら統合された。
といっても特に変わったところもなく、それらのスキルがすぐに出せるようになっただけだ。あとちょっとだけ出力が上がった。正直、いちいちどれを使うか考えるのは面倒だったので僕にとっては割と嬉しい。
とまあ、僕のステータスについての話はここまでにして……実際使ったらどうだったか、の話に移ろう。
先に言おう、カオスだった。というか、何故か僕の時だけ実演の際にフィーズさんに出来る限り村の遠くへと連れて行かれた。あの地獄のような運送方法で。
そして、僕は実際にノーマルスキルを組み合わせて最大火力をぶっ放すという方法で実演してみたのだ。
やったことは単純。まず『修羅』『渾身の一撃』『身体強化』『跳躍』『縮地』『突撃』『アスレチック』を発動し、さらに『無重力』も使い少しでも高く天高くまで飛び上がる。その時点で森をある程度見渡せる程度には高く飛べた。
その後、最高点でまず『空中歩行』を使い、地面の方向に飛べるように体勢を整える。そして、その状態でもう一度『無重力』を発動し地面に向かってしっかり『空中歩行』で作った地面を踏みしめられるようにした。
そのあとは、空に跳躍した時のスキルとともに『当身』『突進』『衝撃』、そして『突っ張り』を使って思いっきり地面に向かって吹き飛ぶ。
その結果……地面にはクレーターができ、さらに衝撃で周囲の木が紙のように全部吹き飛んだ……なんか僕、フィーズさんみたいになってしまったみたいだ……!!
???『僕のスキルをパクるなんて…………頭おかしいんじゃねーの お前』
このネタを分かってくれる人は果たしているのでしょうか……




