2/5
⑵『コンビニ狂い』・・・店内に於ける虚無感
⑵『コンビニ狂い』
・・・店内に於ける虚無感
㈠
コンビニの店内を歩いていると、或る現象に気付く時がある。それは、多くの店内の人々が、同じ行動をしているということである。場所は違えど、店内という意味で、商品を識別したり、レジに並んでいたり、といった具合である。これは、当然のことを当然に言っているまでだ。
㈡
しかし、昔の商店街などであれば、店主と会話したり、必要な物を求めて個人商店を様々に行き交うなど、行動が異なっていた。そこには、活気と呼ばれる、人々の暗黙の現象があったのだ。それに対して、現代のコンビニというものは、何と虚無感に溢れていることか。
㈢
それでも、その虚無感が、悪いと言ってる訳ではない。それ相応に、人々はコンビニ内でルールを守り、特に他者と会話をせずに、レジで挨拶程度に言葉を放つ。場所柄という、差異もあるにはあるが、現代のほとんどのコンビニが、まさに、虚無感に狂っているのは、それに気づく人が少ないだけ、より狂っていると感じる。