5 この人たちって、難しい・・・
「それで、リリスよほんとに
訓練を任せて良いのか?」
「えー大丈夫です、お父様!」
「では、さっそく訓練場に行きましょうセシル様」
「そうですねって、リリス大丈夫!」
「何がですか?セシル様?」
「アレ?血、なんだか眠気が・・・」
「リリス!リリス!」
「んー、明るい・・・」
「大丈夫?リリス?」
「え!セレス様!」
「ここは・・・どこですか?」
「あーそれはな、リリスが急に倒れたからだ」
「そのことなんですが、質問です!」
「はい!なんですか!リリスさん」
「私は、どうして倒れたんですか?」
「多分それは、体に見合わない魔力を急に使って
体に負荷がかかったからだ」
「えっそれって、どうしようもないんじゃ・・・」
「どうしようもないわけじゃないわよ、」
「ゴクッそれとは、」
過酷な訓練?無人島で3年生活?人体実験?解剖?
火炙り?アンドロイド化?そっそれとも、
「簡単よ、リリスあなた学校に行きなさい!」
「それだけ?無人島で3年生活とか
アンドロイド化とかじゃなく? 」
「違うわよ、てかアンドロイドって何?」
「それよりも、私の体は大丈夫ですか?今は?」
「えー!大丈夫よ!」
「大丈夫だから、戻すわ」
「えっそれって、どうやって?」
「どうやってって、こうやって」
「マジですか、」
「マジですよ」
「私、ちょっとパス」
「パスじゃない、サッサと・・・いく!」
「ギャアー!」
「セレス様のおに!バカ!」
「バカでも、鬼でもいいですよー」
「じゃあね、リリス」
「バイバイ、セレス様」
「いやー!って、公爵邸?」
「もどって来たんだー!」
良かった!死んだかと思ってた・・・
「リリス様!良かった!いきてたんですね!」
「ジゼル!私って、意識のない間
どんな感じだった」
「リリス様、危なかったんです
意識が戻らなかったら死ぬ可能性もあるって」
「ジゼル、ごめんなさい無理して・・・」
「ごめんなさいじゃあ、ありません」
「もう、無理しないで下さい」
「約束は、出来ないだけどがんばるね」
だって、伯爵家が来たら私が守らなきゃ・・・
もしかしたら、1人で逃げる事だってあるから
「だけど、なんでそこまで」
「リリス様は、知らなくて良いのです」
「????」
「リリス!」
「リリス!」
「起きたんだね」
「生きてて良かった」
どうして、みんな泣くの
私なんかのために
この人達って、難しい・・・
「リリス、今日はここで休みなさい」
「はい、分かりましたお父様」
「ジゼル、おかゆ作ってくれる?」
「もちろんです!リリス様!」
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