10 かわいい家族が、出来ました!
「話してよ、あなた・・・」
「何者なの?」
「私の事、ご主人様ってど言う事?」
「私は、あなたの水晶ですよ!」
・・・・・チーン
「あと、一か月あったのに?」
「はい!ご主人様の、命の危機を感じて!」
「それに、
もう完全に体はできていましたからね!」
そう言うことね!
だけど、私は武器とか動物を予想していた・・・
なのに、なぜ人間?
「やっぱり、私みたいな人間は嫌ですか?」
「いやじゃないよ?」
「ごめん・・・」
「まっ、妖精とか色々変身できるんだけどね!」
「まって、さっきの聞き捨てならない!」
「色々変身?ますます意味が分からん・・・」
「少し口調変わってるって〜」
「それとは・・・」
「ご主人様が、
欲張って全部の力を入れたからです!」
「あー、」
面白いだろうし、
せっかく力あるのに全種類入れちゃいましょー!
的な感じでやったからかー
やっぱ、欲張らなきゃ良かった・・・
「なるほど、私が悪かったです」
「すみませんでした」
「いいよ!その代わり、ご主人様の力が
使えるようになったので!」
「しかも人間になれて
ご主人様とおしゃべり出来るなんて!」
「幸せですよ?私は・・・」
「ご主人様が、私を気に食わないのでしたら」
「私の心臓を、壊して下さい!」
「心臓を・・・壊す?」
「はい!私の、心臓は水晶で
出来てるので壊すの方がしっくり来ませんか?」
しっくりね・・・
こんな事言ってるけど、
この子は苦しく無いんだろうか?
「ご主人様!どうしますか?」
「そんなの、
殺してくれと言ってるようなものよ?」
「そうですね・・・わかっています!」
「私は、ご主人様がいなかったら
そもそも生まれる事もなかったでしょう・・・」
「それなら、ご主人様にとって
邪魔な存在になりたく無いんです!」
この子は、生まれたばかりなの忘れてたな・・・
ほんとは、私が守らなきゃダメなのに・・・
「あなたは、私の子供みたいな存在なの!」
「親が、
子供の事邪魔だなんて思ってるわけ無いでしょ?」
「ホント?」
「ホントよ!・・・」
まだ、不安そうな顔してる・・・
この子は、私と似てるから信用出来ないんでしょ、
ここで、契約書作るのか〜
それよりも、信用出来るものは・・・
!これだ!絶対に、親がつけるもの!
一生使うもの!
「名前、つけてあげる!」
「名前?何で?」
「名前は、
親が子供が生まれた時につけるものだから!」
「親が・・・」
「つけて、欲しいです・・・私・・・」
「わかった!あなたの名前は、ミリナ!」
「ミリ・・・ナ」
どうしたの?いやだったのかな?やっぱり・・・
「いい響き・・・ですありがとうございます」
いきなり、敬語になった!
顔も、赤らめて!
ホントに、子供みたい!
私は、ミリナの頭に手を近づける
そして、私はその小さな頭をそっと撫でこう言った
「今日から、家族だね!よろしく!」
「はい!よろしくお願いします!ご主人様!」
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