表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
The input to output  作者: ビーデシオン


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

3/6

3 今は昔の今のこと

インプット元:とある幕末舞台のARPG

===


 それはもう昔のことでございますが。

 わたくしの爺様の、そのまた爺さまは人殺しでございました。

 誤解なきよう言えば、末端のお侍さまだったのですね。


 死にたくなくば殺すべし、敵より先に殺すべし。

 それが我が家の古い教えであったそうです。


 ともあれ、戦場いくさばにおいては有用な教えも日常には不要でありまして。戦の無いころ、街中ではもどかしい思いを……してはいなかったのですね。あの方は。


 辻斬りでもしたのかと言えばそういうわけではないのです。

 あの方は、街に蔓延る妖怪のうわさに目を付けたのです。


 曰くそれは、米俵のように丸々太った化けネズミだったり。

 大太刀を片腕で振るう白猿だったり。

 全身から眩い光を放つ迷惑なたぬきだったり。

 そういったものを、あの方は詳しく調べもせず、切って切ってきりまくったそうです。


 そのうち、わざわざ戦場に出向くよりも、妖怪退治のほうが喜ばれるようになりまして。

 街人からも謝礼がもらえるようになりまして。

 しかしながらそのお侍様は、お金に頓着が無かったのでございます。


 だからその方は街人たちに褒章を返したのでございますが。

 それでは彼らも納得できぬというもの。

 そうこうしているうちに、彼の存在に怒り狂った妖怪たちが、街を襲おうとしているなんて噂も立ち初めまして。

 妖怪の親玉も、彼を差し出せば許してやるなんて言うんですが。


 褒章無しで妖怪退治やってる彼を差し出すわけなかろうと。

 そないな恩知らずなことできんと。

 そなら、彼みたいな妖怪切りを増やしたろうと。

 そうやってできたのが、この破魔道場なのでございます。


 話がなごうなりましたね。


 それで、ご依頼は八尺様の退治でしたか。

 名古屋の街はひろうございますからね。

 研修ついでに新人でよければ。

 六人ほど手配できますが、どうされます?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ