表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
The input to output  作者: ビーデシオン


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/6

1 イントゥザシンク

インプット元:とあるつぶやき

===


 駅ホームでスマホを見ていたら、一件のつぶやきが目に入った。


『一両分しかない駅のホームって、頑張れば飛び越えられる気がしない?

 例えば向かい側に目的の電車があるのに、間を埋めてくれる車両がないせいで間に合わないなんて間違ってるよね』


 ああ、また無責任な散文だなと思ってしまう。

 これでもし、実際にやるやつが出たらどうするんだと思ってしまう。


 そしたら、横並びで電車を待っていたはずのおじさんが、突然地面を蹴り、黄色い線の内側から線路上に飛び出した。


 途端に到着する電車――ただし、おじさんのいない線路上にだ。

 あくまでおじさんの視線の先に佇む電車は、今しがた乗客を吐き出し終え、ドアを閉じようとしている。


 そこにレールを超え、脱出用ステップを踏み、向かいのホームの内側に侵入を遂げたおじさんが割り込んでいく。

 ビジネスバッグを投げつけ、一度だけドア開閉をやり直させた隙におじさんが滑り込む。


 そこで、私は現実に戻って来た。

 いけないいけない。

 また空想の世界に取り残されるところだった。


 幼少期から続くこの悪癖も、そろそろ直さなければならないね。

 私は女子高生であって、おじさんなんかじゃないっていうのに。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ