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第四十二話 最後の決意

暁達が外に出ると、空が赤く染まっていた。

翔「おいおいどうなってんだ!?これも全部あのマガツヒノカミって奴のせいなのか?」

するとマガツヒノカミの声が暁達に聞こえた。

マガツヒノカミ「今から世の中を粛清する。そしてこの町は我々の拠点となる。」

すると周りの人達が次々と倒れ始めた。

暁が空に向けて言った。

翔「一体何が起きている!?町の人達に何をした!!」

マガツヒノカミ「異能力に目覚めていない人間を眠らせただけだ。何も考えず安らかな死を与えるためだ。」

光里「じゃあ何で異能力に目覚めた人間は眠らせないのよ!」

マガツヒノカミ「異能力とは我々と同じ”力”だ。我々が描く世界に適応できるかも知れない。貴重な人間と魔物のハーフのようなものだ。」

翔「誰が好きでテメェと同じになんねえとダメなんだよ!それに俺らが人間と魔物のハーフだ?ふざけんな!俺らは元々”人間”なんだよ!」

マガツヒノカミ「愚かだ、実に愚かだ。やはり人間は醜い生物だ。やはり駆除するのが良さそうだな。」

翔「ふん!やれるもんならやってみろ!!駆除されるのはどっちかって事を教えてやるよ!」

マガツヒノカミ「ほう、よかろうなこの町の山に来たまえ、我が直々に手を下してやろう。」

するとマガツヒノカミの気配は消え、山に絶大な力を感じた。

翔「まさかこんな事になっちまうなんてな、最初は犯人捕まえる予定が今じゃ世界を賭けた戦いをしようとしてるんだぜ、最初の頃は思いもつかなかったよな。」

衣舞「本当にそうだよね。でもこうなった以上絶対に勝たないとね!!」

光里「そうだね!神だかなんだか知らないけどさ!いつも通りぶっ飛ばしちゃおう!」

暁「皆...最後の戦いだ。気を引き締めて行くぞ!!」

こうして暁達は最後の戦いに向かった。

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