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第四十話 光と闇

式島との戦いが始まろうとしていた。

光里「こんなくだらない犯罪者!とっとと倒しちゃうよ!!」

式島「ふん、やれるもんならやってみろよ!」

式島「殺れ"闇龍コクリュウ"」

式島の後ろに黒い龍が現れた。

式島界人の異能力"闇龍コクリュウ"は暁の異能力"光龍コウリュウ"に酷似していた。

闇龍は光龍に出来ることは、ほとんど出来、それに加えて自由自在に異空間を操る事が可能だ。

闇龍は暁を真っ先に狙った。

暁も異能力を使った。

暁「くっ!うおおおお!」

暁「輝け"光龍コウリュウ"」

光と闇がお互いにぶつかり合った。

暁はその瞬間思った。自分もどこか道を踏み外していたらこうなっていたのかも知れないと。

翔が援護した。

翔「オラオラ!後ろがガラ空きだせ!

行け"王喰主オオクニヌシ"」

すると闇龍はワープゲートのような物を出し、王喰主の攻撃を別の場所に流した。

翔「な、なんだ!?」

式島「はは、この空間は僕が使ったんだよ?ワープゲートを操るぐらい容易いさ。」

光里も攻撃を仕掛けた。

光里「来て"輝射カグヤ"」

闇龍の上に沢山の先行弾が降り注いだ。

しかし、全てワープゲートに攻撃が吸い込まれ、無効化された。

光里は圧倒された。

光里「くっ!手強い!」

式島「はーいここで問題〜ワープゲートに吸い込まれた君達の攻撃は何処に行くでしょうか?」

翔が嫌な事を察した。

翔「何処って、まさか!?」

式島はニヤリと笑った。

式島「正解は、君達の頭上だよ。ははははは。」

暁達は自分達の攻撃をモロに喰らった。

「うわああああああ!!!」

式島は笑っている。

式島「あはははははは!!愉快愉快!身の程知らずのガキを分からせるの楽しすぎる!!どうだい?これが"現実"ってやつさ、どんだけ綺麗事を吐こうが結果が全て。しかし、そんなに弱いなら最初から降参すればいいのに、可能性とか言うくだらない幻想を信じちゃってね。」

暁「俺は、俺達は、事件の真相を暴くと誓った。それで今、その元凶が目の前にいる。絶対に諦めない!その為に俺達はずっと戦ってきた。」

翔「暁の言う通りだ。ああ、確かに俺達はお前の言う通りガキだし無知だ。だが!!!無知なガキでも分かる事がある。例えどんな理由であろうと、人を殺してはいけない!」

衣舞「私達だって、私達なりに足掻いてる。それでも足掻き続けてここまで来た!!」

光里「あんたは、私や暁の大事な人、それに多くの人を殺した、ちゃんと罪は償ってもらう!!」

暁達は希望の力に満ち溢れている。

暁達の異能力に大きな力を与えた。

式島は声を上げた。

式島「なんだよ、一体なんなんだよ!どうして愚かにも運命に逆らうんだよ!黙って俺に消されろよ!!」

闇龍は暁達に攻撃を仕掛けるも、正義の力に圧倒され何も出来なかった。

暁「どうやら、運命は俺達に味方しているようですね。"闇"は"光"の力に何もできない。」

式島「黙れガキ!!!俺の事を何も知らない青臭い高校生のくせに!何故俺が!!!!消す!絶対に消してやる!!!今まで消してきた奴らと同じ目に合わしてやる!!!顕現しやがれ!"闇龍コクリュウ"!!!!!!」

しかし闇龍は弱っていた。己の心が"光の力"に屈したと言う事だ。

式島は絶望した。

式島「終わった...終わっちまった。なんだよ、あの時と同じじゃないか、期待だけさせといて、最後は裏切られる。こんな世の中全て消え去ってしまえばいいのに...。」

式島は大人しくなった。

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